数量・比・基礎★★★
問題
Aの3倍とBの\(\displaystyle \frac{ 1 }{ 2 }\) 倍とCの\(\displaystyle \frac{ 1 }{ 3 }\)倍が等しいとき、A:B:Cを求めなさい
算数の点数の伸び悩みの原因になりやすい問題です。 何回も見たことがあるはずなのに、 この処理ができない受験生は多いはず 。 早めに身につけて比の文章題を得点源にしましょう。 この表現が出てきたらラッキーと思えるぐらいになると良いですね。
まずはこう解け!
確認しておこう! 逆比とは…
『A×2=B×3=1』とおくと
例)A=\(\displaystyle \frac{ 1 }{ 2 }\)、B =\(\displaystyle \frac{ 1 }{ 3 }\)になり、
それぞれ求めるのは逆数になる。
逆数の比なので、『逆比』と呼ばれる。
A×2=B×3のとき、A:B=3:2になるため、
左右が逆になるから『逆比』と認識している受験生が多
い!決して間違えではないが3つの比だとうまく解けない。
逆比は逆数の比と覚えておこう。
また、A×〇=B×□=…のような式を『逆比の式』と
すぐ気づけるようになることが大切。
解答
\(A \times 3=B \times \displaystyle \frac{ 1 }{ 2 }=C \times \displaystyle \frac{ 2 }{ 3 }(=1)\)
それぞれが1になるとみると、
\(A \times 3=1\)
\(A= \displaystyle \frac{ 1 }{ 3 }\)
同じようにして、
\(B=2\)、\(C=\displaystyle \frac{ 3 }{ 2 }\)
\(A:B:C= \displaystyle \frac{ 1 }{ 3 } :2: \displaystyle \frac{ 3 }{ 2 } \)
通分すると
\(A:B:C= \displaystyle \frac{ 2 }{ 6 } : \displaystyle \frac{ 12 }{ 6 } : \displaystyle \frac{ 9 }{ 6 } \)
\( A:B:C= 2:12:9\)
答え \( A:B:C= 2:12:9\)
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