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関数_2次関数_媒介変数と軌跡

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 2次関数

 媒介変数と軌跡

例題
    点\(A\)は放物線\(m:y=ax^2 ( a> 0 )\)上の点である。三角形\(OAB\)が正三角形になるように点\(B\)をとる。
     
    関数_2次関数_媒介変数と軌跡

  1. 点\(B\)の座標を\(a\)を用いて表しなさい。
  2. \( \triangle ABC \) の重心の座標を\(a\)を用いて表しなさい。
  3. \(a\)が変化するとき、\( \triangle ABC \) の重心はある直線上を動くという。この直線の式を求めなさい。
    まずはこう解け!
 
  1. 媒介変数が苦手な人は基本的な問題集で慣れておくこと!
  2. 軌跡を求める→媒介変数の文字を代入法で消去

例) \(P(2a+3,-a+4)\)で表されるとき、点\(P\)が動く軌跡を求めると、

\(x=2a+3 \dots ①\)、\(y=-a+4 \dots ②\)と表し

\(①\)を\(a=\dfrac{x-3}{2}\)と変形し\(②\)に代入

\( y=- \left( \dfrac{x-3}{2}  \right) +4 \)

式を整理すると

\( y=- \dfrac{x}{2}x + \dfrac{11}{2} \)

よって点\(P\)は\( y=- \dfrac{x}{2}x + \dfrac{11}{2} \)上を動く。

解答
    点\(A\)は放物線\(m:y=ax^2 ( a> 0 )\)上の点である。点\( B(-2,0) \)をとり、三角形\(ABC\)が正三角形になるように点\(C\)をとる。
     

  1. 点\(B\)の座標を\(a\)を用いて表しなさい。
  2. 関数_2次関数_媒介変数と軌跡

    正三角形の長さの比より、\(A\)の\(x\)座標を\(x=t\)とすると、\(A\)の\(y\)座標は\( \sqrt{3}t \)

    点\(A\)は放物線\(y=ax^2\)上にあるので代入すると、

    \( \sqrt{3}t=at^2 \)

    \(t \neq 0 \)より

    \( at=\sqrt{3} \)

    \( t=\dfrac{\sqrt{3}}{a}  \)

    よって点\(B\)の\(x\)座標は\(2t=\dfrac{2 \sqrt{3}}{a}\)

    \(B \left( \dfrac{2 \sqrt{3}}{a},0 \right) \)

  3. \( \triangle ABC \) の重心の座標を\(a\)を用いて表しなさい。
  4. 重心の位置の\(y\)座標は点\(A\)の\(y\)座標の\(\dfrac{1}{3} \)のところにある。

    点\(A\)の座標は\( A\left( \dfrac{ \sqrt{3}}{a},\dfrac{3}{a} \right) \)なので、

    \(G \left( \dfrac{ \sqrt{3}}{a}, \dfrac{1}{a} \right) \)

  5. \(a\)が変化するとき、\( \triangle ABC \) の重心はある直線上を動くという。この直線の式を求めなさい。
  6. \(\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{l}x=\dfrac{\sqrt{3}}{a}\dots① \\ y=\dfrac{1}{a}\dots②\end{array}\right.\end{eqnarray}\)

    \(a\)を消去すれば良い。

    ①は

    \(x= \dfrac{1}{a} \times \sqrt{3} \)

    ②の\( \dfrac{1}{a}=y\)を代入すると

    \(x=y \times \sqrt{3} \)

    式を整理すると

    \(y= \dfrac{ \sqrt{3}}{3}x \)

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