入試のプレッシャーに負けない自信。明確な根拠のある自信。それを得るためにはひたすら勉強するしかない。

平面図形_円_複数の内接円

スポンサーリンク
 

 複数の内接円

例題
  1. 長方形\(ABCD\)があり、2つの円\(O1\)と\(O2\)が次の図のように内接している。このとき\(O2\)の半径を
      求めなさい。
    平面図形_円_複数の内接円
  2. 直角三角形\(ABC\)に半径が等しい2つの円\(O1\)と\(O2\)が次の図のように内接している。このとき\(O1\)、\(O2\)の半径を求めなさい。
     
    平面図形_円_複数の内接円
    まずはこう解け!
 
  1. 円の中心、接点を結ぶ
  2. 内接円が1つのときと比べて、相似を利用する。※詳細は下記参照

内接円が1つのときと比べて、相似を利用する。

  平面図形_円_複数の内接円 平面図形_円_複数の内接円

色がついた三角形どうしが相似であることを利用する。
そのために内接円が1つのときの様子を書いて調べてから解く。

解答
  1. 長方形\(ABCD\)があり、2つの円\(O1\)と\(O2\)が次の図のように内接している。このとき\(O2\)の半径を
        求めなさい。
  2. 中心と接点をすべて結び、長さの関係を書き入れると次の図のようになる。

    平面図形_円_複数の内接円

    赤い塗りつぶしの直角三角形において三平方の定理より

    \((2+r)^2=(2-r)^2+(4-r)^2 \)

    \(4+4r+r^2=4-4r+r^2+16-8r+r^2 \)

    \(r^2-16r+16=0 \)

    \(r=8± 4\sqrt{2} \)

    図より\(r< 4\)なので

    \(r=8- 4\sqrt{2} \)

  3. 直角三角形\(ABC\)に半径が等しい2つの円\(O1\)と\(O2\)が次の図のように内接している。このとき\(O1\)、\(O2\)の半径を求めなさい。
  4. 内接円が1つのときのようすを書き、長さの関係を書き入れる。

    平面図形_円_複数の内接円

    このとき、赤い三角形の縦と横の辺の比は\(3:1\)、青い三角形の縦と横の辺の比は\(2:1\)なので、
     
    次のように長さを書き込む。

    平面図形_円_複数の内接円

    \(BC\)の長さに注目すると、

    \(3a+2a+2a=10 \)

    \(a= \dfrac{10}{7} \)

印刷はこちらから

コメント

タイトルとURLをコピーしました