数量・和と差・基礎★★★
問題
次の(1)~(3)の問いにそれぞれ答えなさい。
(1)あるクラスで鉛筆を 4 本ずつ配ると 45 本あまり、7 本ずつ配ると 3 本あまります。
鉛筆は全部で何本ありますか。
(2)あるクラスでシールを 8 枚ずつ配ると 13 枚あまり、 10 枚ずつ配ると 2 枚足りません。
シールは全部で何枚ありますか。
(3)あるクラスの生徒を1つのベンチに 3 人ずつ座らせると 5 人座れませんが、 5 人ずつ
座らせると、1人しか座っていないベンチが1つと、誰も座っていないベンチが1つでき
ます。このクラスの人数は何人ですか。
1日の10分の差が、1週間では70分の差になり、 1か月では300分の差… 1年では3650分=約60時間…、2日と半分の差になります。 ちりも積もれば山となる、とはよく言ったものです。
まずはこう解け!
確認しておこう! 差集め算とは…
1個(1日、1人…)あたりに差があると、何個か集まったときに差が大きくなる。
たとえば1個100円と、1個120円のものを買う場合1個なら差が20円、
10個だと差が200円、50個だと差が1000円になるということ。
(1個あたりの差)×(個数)=(全体の差)
が成り立つ。問題を解くときはStep1の式を使うことが多い。
解答
(1)
あるクラスで鉛筆を 4 本ずつ配ると 45 本あまり、7 本ずつ配ると 3 本あまります。鉛筆は全部で何本ありますか。
1人あたりの差は(7-4)=3本
全体の差は(45-3)=42本
(人数)=(全体の差)÷(1人あたりの差)
=42÷3=14 人
よって、鉛筆の本数は 4×14+45=7×14+3=101 本
答え 101本
(2)
あるクラスでシールを 8 枚ずつ配ると 13 枚あまり、 10 枚ずつ配ると 23 枚足りません。シールは全部で何枚ありますか。
クラスの人数は
(13+23)÷(10-8)=18 人
よってシールの枚数は 8×18+13=10×18-23=157 枚
答え 157 枚
(3)
あるクラスの生徒を1つのベンチに 3 人ずつ座らせると 5 人座れませんが、 5 人ず
つ座らせると、1人しか座っていないベンチが1つと、誰も座っていないベンチが1
つできます。このクラスの人数は何人ですか。
【 3 人ずつ座るとき】
5人座れない ⇒ 5 人分不足
【 5 人ずつ座るとき】
1人しか座っていないベンチが1つ⇒あと 4 人座れる
誰も座っていないベンチが1つできる⇒あと5 人座れる
つまり 1 人しか座っていないベンチが1つと、誰も座っていないベンチが1つが
できるということは、あと 9 人座れる (9 人分あまり) ということ。
よってベンチの個数= (5+9)÷(5-3)=7個
クラスの人数は 3×7+5=5×(7-2)+1=26人
答え 26人
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