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3点の移動(シャドーの利用)

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平面・点の移動・応用★

問題

下の図のように、\(AE=30㎝、EB=10㎝、AD=90㎝\)の長方形ABCDがあります。点\(P\)は\(A\)を出発して毎秒\(1㎝\)で\(AD\)間を往復します。また、点\(Q\)は\(F\)を出発して毎秒\(2㎝\)でFE間を、点\(R\)は\(B\)を出発して毎秒\(3㎝\)で\(BC\)間を往復します。点\(P、Q、R\)が同時に出発したとして、次の問に答えなさい。

(1)点\(P、Q、R\)が一直線上になるのは出発してから何秒後ですか。
(2)三角形\(PQR\)の面積が2回目に\(120㎝^2\)になるのは出発してから何秒後ですか。

ミスターN
ミスターN

はじめて解くときはなかなか苦労する問題です。いろいろと調べているうちに解ける問題ですが、今回の「こう解け!」ではスッキリ解く方法を紹介します。

まずはこう解け!

Step1 PRとEFの交点を新しい点Sとする!

Step2 点Sの秒速を求める⇒1秒後の図を書く!

Step3 辺EF上で点Sと点Qの旅人算として計算する!

解答

点Sの速さを求めるために1秒後の図を書く!

(点\(O\)から辺\(BC\)に垂直な線を引き、その線と\(EF、BC\)の交点をそれぞれ\(G、H\)とする)
\(PG:PH=3:(3+1)=3:4\)より三角形\(PGS\)と三角形\(PHR\)の相似比は\(3:4\)
ここで\(GS=\)①、\(HR=\)④とおくと、\(1+\)④\(=3\)、計算すると①\(=0.5\)
点\(S\)が1秒間で進んだ距離\(ES\)は、\(1+\)③\(=2.5cm\)、よって点\(S\)は毎秒\(2.5cm\)になる。

(1) 点\(P,Q,R\)が一直線になるためには、点\(S\)と点\(Q\)が重なればよい。
点\(S\)と点\(Q\)は、はじめ\(90cm\)はなれていて秒速\(2.5cm\)と秒速\(2cm\)で近づくので、
重なるまでの時間は\(90 \div(2.5+2)=20 \)秒後

(2)三角形\(PQR\)の面積は、\(SQ\)を底辺、\(AB\)を高さ(の合計)と考える。

三角形\(PQR=120cm^2\)、\(AB=40㎝\)より、\(SQ=120×2÷40=6㎝\)になれば良い。
\(SQ\)の長さは\(90㎝→6㎝→0㎝→6㎝…\)と変化するので、
2回目に\(6㎝\)になるのは\((90+6)\div(2.5+2)=\displaystyle \frac{ 21 }{ 13 }\) 秒後
\( \frac{ 21 }{ 13 }\) 秒後のRとQの位置を確認すると、
\(BR=3 \times \displaystyle \frac{ 21 }{ 13 } =64cm \)


\( FQ=2 \times \displaystyle \frac{ 21 }{ 13 } = \displaystyle \frac{ 42 }{ 23 } cm\)


\(BR、FQ\)ともに\(120cm\)以下であり、折り返していないので正解として適当。
よって、 \(\displaystyle \frac{ 21 }{ 13 } \) 秒後

答え \(\displaystyle \frac{ 21 }{ 13 }\) 秒後

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