【令和3年 新指導要領対応】

 スッキリ中学英語

※青字の単語/英文はクリックで発音を聞くことができます。

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英語の語順に慣れる

英語の語順のルールは次の通りです。

主語(~が) → 動詞(~する) → 目的語(~を) → 場所(~で) → 時(~のときに)

まずは日本語で練習してみましょう。


次の日本語を英語の語順に入れ替えましょう。

  1. 私は サッカーを します。
  2. あなたは 学校へ いきました。
  3. 私の鉛筆が 昨日、 壊されました。
  4. 彼のお父さんは かっこいい です。
  5. 私と彼は 三年前から 友達 です。
  6. 彼女は 昨日の夕方 図書館で 数学を 勉強しました。
  7. 私は 去年、 オーストラリアで カンガルーを 見ました。

答え

  1. 私は します。 サッカーを
  2. あなたは いきました。 学校へ
  3. 私の鉛筆が 壊されました。 昨日、
  4. 彼のお父さんは です。 かっこいい
  5. 私と彼は です。 友達 三年前から
  6. 彼女は 勉強しました。 数学を 図書館で 昨日の夕方
  7. 私は 食べました。 カンガルーを、 オーストラリアで 去年

なんとなく理解できればそれで大丈夫です。

ふだんの生活の中でも、日本語の語順を頭の中で英語の語順にしてみましょう。

名詞の単数と複数

英語では名詞(ものの名前を表す言葉)が1つなのか、2つ以上あるのかを区別します。

日本語では、「ペンを貸してください。」と、ペンが1つだろうが、2つだろうが関係ありませんが、英語の場合、同じペンを表すにも

a pen(1つのペン)、pens(2つ以上のペン)というように使い分けます。

1つのときを単数(たんすう)といい、2つ以上のときを複数(ふくすう)といいます。これからいろんな説明でも出てきますので覚えておきましょう。


 単数 の名詞の作り方

1つのものを表すときにはaをつけます。

友だちを表す言葉は、friendですが、1人の友だちはa friendになります。

bike(自転車)が1つのときは、a bikeということです。

ただし、単語の一番初めのアルファベッドがa,i,u,e,oのときは、anをつけます。

りんごはappleですが、単語の一番初めのアルファベッドがaなので、an appleとします。

このルールは発音のしやすさの問題です。appleはアポ―と発音しやすが、aをつけると、アアポ―となります。・・・ちょっと言いづらいですよね。

ですので、anをつけてan appleアナポーのように発音してあげます。


 複数 の名詞の作り方

複数(2つ以上)のときは単語の後ろにsをつけます。

friendは、friends

bikeは、bikesになります。

ただし、もともとsで終わっている単語はesをつけます。

バスはbusですが、複数のときはbusesになります。

まずはここまでをしっかりと覚えましょう。

さらに余裕がある人は次の規則も覚えておきましょう。
●xやfで終わるとき→esをつける
●(子音字)+yで終わるとき→yをiに変えてesをつける


次の単語を単数と複数で表してみましょう。

  1. teacher
  2. student
  3. school
  4. airport
  5. idea
  6. class
  7. success

答え

  1. teacher→単数a teacher→複数teachers
  2. student→単数a student→複数students
  3. school→単数a school→複数schools
  4. airport→単数an airport→複数airports
  5. idea→単数an idea→複数ideas
  6. class→単数a class→複数classes
  7. success→単数a success→複数successes

名詞は変化させて使う

名詞とはものや人を表すことばです。机や空、家などを表す言葉です。

日本語の場合、たとえば「ペン」であれば「ペンをください」とそのまま使いますが、

英語の場合penでも、a pen(ひとつのペン)、 pens(複数のペン)、the pen(そのペン)、your pen
(あなたのペン)のように形を変えて使います。

日本語の場合はそのまま使っても良いし、意味を付け加えても良い・・・という感じですが、英語の場合は必ず形を変えて使うもの、と覚えておいてください。


 ①単数か複数か、しっかりと意識する! 

まずは名詞が1つなのか複数(2つ以上)なのか意識しましょう。

たとえば、「私は映画(movie)が好きです。」というときの映画とはひとつではなく、何個かの映画が好きなはずです。

ですので、そのときの映画は複数のはずで、moviesと表す必要があります。

単数と複数の表し方はこちら→

なお、「水」のように数えられない名詞は単数として扱います。


 ②aやthe、所有格をつける! 

単数(ひとつのもの)のときはa(ひとつの)をつけます。aをつけるとき名詞は単数です。また名詞のはじめのアルファベッドがa,i,u,e,oのいずれかのときaはanにします。


話の流れで相手もわかっているものにはthe(その)をつけます。

たとえば「ペンを私にかして」と相手にいうときに、かしてほしいペンのことを相手もしっかりわかっている場合には

Lend me the pen.(そのペンを私にかして)と表現しますし、

相手がどのペンのことがよくわかっていなくてどれでもいいときには、

Lend me a pen.(ひとつのペンを私にかして)と表現します。


また、楽器には必ずtheをつけます。the guitar(ギター)、the piano(ピアノ)

他にも太陽など1つしか存在しないものにもtheをつけ、the sun(太陽)と表します。

なお、aは単数にしかつきませんが、theは単数、複数どちらにつけても良いです。

the teacher(その先生)、the teachers(その先生たち)、どちらも使い方としては大丈夫です。


だれのものかはっきりしているときには所有格をつけましょう。

所有格は「~の(もの)」を表す言葉でよく使いますので覚えておいてください。 詳しくはこちら→

  • 私の→my
  • あなたの→your
  • 彼の→his
  • 彼女の→her
  • 彼らの→their
  • 私たちの→our
  • あなたたちの→your

英語で「写真を見せて」と伝えたいときは、”あなたの写真”を見せてほしいわけですから、

Show me your picture.のようにyourをつけて誰のものかをはっきりさせます。

所有格をつけるときはaやtheを付ける必要はありません。



代名詞を覚える

これから英語を学習するときに必要になるのが代名詞です。

私やあなた、彼、これ、それ、あれ、など人やものを指し示す言葉です。

日本語でも代名詞はよく使います。普段の会話を思い出してみれば、「ちょっとアレとって」のアレや、「アイツさぁ」のアイツも代名詞です。
とにかくよく使うので覚えなければなりません。必ず覚えてください。

~は、~が(主格) ~の(所有格) ~を、~に(目的格) ~のもの(所有代名詞)
I my me mine
あなた you your you yours
he his him his
彼女 she her her hers
それ it its it -
私たち we our us ours
あなたたち you your you yours
彼ら
彼女ら
それら
they their them theirs

"私"の行を見ると、Iは「~は、~が」の列にあるので、「私は、私が」という意味になり、myは「私の」という意味になります。


表は横に覚えていきます。何度も繰り返し発音をしてリズムで覚えましょう。

  • 私・・・アイ、マイ、ミー、マイン
  • あなた・・・ユー、ユア、ユー、ユアーズ
  • 彼・・・ヒー、ヒズ、ヒム、ヒズ
  • 彼女・・・シー、ハー、ハー、ハーズ
  • 私たち・・・ウィー、アワー、アス、アワーズ
  • あなたたち・・・ユー、ユア、ユー、ユアーズ
  • 彼ら、彼女ら、それら・・・ゼイ、ゼア、ゼム、ゼアーズ


Be動詞と一般動詞の違いを知る

英語を勉強していく上で、はじめにつまづきやすいのがBe動詞一般動詞の区別です。

まずはそれぞれの役割を見ていきましょう。


Be動詞とは・・・

「私は中学生です。」の"です"や、「彼の父は熊本出身です。」の"です"を表します。

状態やようすを表していて、何か動作をしているわけではないのが、Be動詞です。

Be動詞は”ようす”を表す動詞

なお、Be動詞はis,am,are,was,were,(be)しかありません。 意味はどれも"~です"を表しますが、前にくる言葉によって使い分けが必要です。詳しくは次の章で学びましょう。


一般動詞とは・・・

「私は勉強をします。」の”勉強する”や、「彼は毎日7時に起きます。」の”起きる”など、動作を表します。

一般動詞の場合は動作なので、実際に体を動かしたりジェスチャーで表せたりできます。Be動詞はそうもいかないですね。

一般動詞は動作を表す言葉なので限りなく存在します。いくつか紹介しておきます。

一般動詞は”動作”を表す動詞

Be動詞のペアを覚える

Be動詞は前に来ることば(主語)によって使うBe動詞が異なります。これは覚えなければいけません。


 am の使い方

amはI(私は)とセットです。

私は~です。という文はすべてI amから始まります。

私は中学生です。
I am a student.

私はサッカー選手です。
I am a soccer player.

amのセットはIだけなので、I amは絶対に覚えておきましょう。


 are の使い方

areはyou(あなた、あなたたち)または複数名詞(2つ以上の人やもの)とセットです。

あなたは~です。という文はすべてYou areから始まります。

あなたは中学生です。
You are a student.

あなたはサッカー選手です。
You are a soccer player.

また、複数の名詞(2つ以上の人やもの)のうしろもareになります。

they(彼ら、彼女ら)、students(生徒studentの複数)などとセットで使います。

彼らは中学生です。
They are students.

その生徒たちは幸せです。
The students are happy.

areのセットは"youと複数"と覚えておきましょう。


 is の使い方

isはIとyou以外の単数(1つの人やもの)とセットです。

he(彼)、she(彼女)、boy(少年)、mother(母親)などとセットで使います。

彼は中学生です。
He is a student.

私の母は幸せです。
My mother is happy.

isのセットは"Iとyou以外の単数"と覚えておきましょう。

am→Iだけ are→youと複数 is→Iとyou以外の単数



基本の3つ(肯定文、否定文、疑問文)

英語の文を学習していく上で、肯定文、否定文、疑問文という基本になる3つの文を覚えておきましょう。


 肯定文 

「~します。」「~です。」のように言い切るかたちの文を肯定文と呼びます。


 否定文 

「~しません。」「~ではありません。」のような文を否定文と呼びます。


 疑問文 

「~しますか。」「~ですか。」のように相手に聞くような文を疑問文と呼びます。

これから習うほとんどの英語文法では、この3つの形をつくることがひとつの目標になります。まずは言葉の意味を理解しておいてください。





Be動詞の文の作り方

Be動詞は「生徒です。」「幸せです。」「~出身です。」など、「~です」というようすを表す文です。

詳しくはこちら→


 肯定文 

主語 + Be動詞 + 名詞/形容詞

  • 私は生徒です。
    I am a student.
    主語:I+Be動詞:am+名詞:a student
  • 彼は幸せです。
    He is happy.
    主語:He+Be動詞:is+形容詞:happy
  • あなたは人気です。
    You are popular.
    主語:You+Be動詞:are+形容詞:popular

語順についてよくわからないときははこちら→

Be動詞の文を作るときはセットになっているBe動詞をしっかり選びましょう。詳しくはこちら→


 否定文 

主語 + Be動詞 + not + 名詞/形容詞

  • 私は生徒ではありません。
    I am not a student.
    主語:I+Be動詞:am+not+名詞:a student
  • 彼は幸せではありません。
    He is not happy.
    主語:He+Be動詞:is+not+形容詞:happy
  • あなたは人気ではありません。
    You are not popular.
    主語:You+Be動詞:are+not+形容詞:popular

 疑問文 

Be動詞 + 主語 + 名詞/形容詞+?

  • 彼は幸せですか。
    Is he happy?
    Be動詞:is+主語:He+形容詞:happy+?
  • あなたは人気ですか。
    Are you popular?
    Be動詞:are+主語:You+形容詞:popular+?

 疑問文の答え方 

①Are you ~?で聞かれた場合・・・あなたのことを聞かれているので、答えるときは「私は~です」となるように答えます。

例1)Are you a student?

この2つのどちらかでこたえましょう。


②you以外の代名詞の場合・・・主語やBe動詞はそのまま答える。「彼は~ですか」と聞かれたら「はい、彼はそうです。」と答える感じです。

例1)Is he a student?

例2)Are they students?


②代名詞以外の場合・・・主語を代名詞で置き換える。「あなたの兄は~ですか」と聞かれたら「はい、彼はそうです。」と答える感じです。

例1)Is your brother a student?

例2)Are dogs cute?


★短縮形も覚えておこう!

よく使う表現は短く表現します。


否定文は一般動詞のうしろにdon'tをつける!疑問文はDoを先頭につける!




一般動詞の文の作り方

一般動詞は「勉強する」「起きる」「教える」など、動作を表す文です。

詳しくはこちら→

これから学習する一般動詞の文は「三人称単数現在形」以外の一般動詞の文になります。「三人称単数現在形」という例外があることを知っておいてください。


 肯定文 

主語 + 一般動詞 + ・・・

語順についてよくわからないときははこちら→

「~をする」の"~を"にあたる言葉を目的語といいます。「私はサッカーをする」の場合、「サッカーを」が目的語です。


 否定文 

主語 + don't + 一般動詞 + ・・・


 疑問文 

Do + 主語 + 一般動詞 + ・・・+?


 疑問文の答え方 

 Yes, + 主語 + do. / No, + 主語 + don't. のどちらかで答えます。主語は代名詞で置き換えましょう。

例1)Do you play soccer?

例1)Do your parents play soccer?


否定文は一般動詞のうしろにdon'tをつける!疑問文はDoを先頭につける!




三人称単数とは

英語には”私”と”あなた”以外の1人の人や1つのものを特別扱いしてあげます。なぜかは考えないでください。特に理由はありません。

なお、”私”のことを一人称、”あなた”のことを二人称、それ以外を三人称と呼びます。

三人称単数の単数とは1人や1つを表します。

三人称単数とは、”私”と”あなた”以外の1人の人や1つのもの

次の単語から三人称単数を選びましょう。


答え

私とあなた以外の1人や1つのもの・・・つまり、その場にいないポツンとしているものを三人称と呼びます。





三人称単数現在形のs

三人称単数についてはこちら→

三人称単数現在形の"現在形"について少し説明をします。
英語では、今何かするのか、過去にしたのか、これからするのか、によって文の作り方が異なります。
「今何かする」ようすを表すのが現在形、「過去にしたこと」が過去形、「これからすること」を未来形と呼びます。
ここまで学習してきた文はすべて現在形ですので、今はそんなに意識する必要はありません。


「三人称単数現在形」をよく「三単現(さんたんげん)」と省略して覚えます。

  • 三単現の""・・・私とあなた以外
  • 三単現の""・・・1人や1つ
  • 三単現の""・・・現在形

この三単現の意味は必ず覚えておいてください。

主語(動作をする人やもの)が三単現の場合には動詞にsをつけて特別扱いします。

三単現は動詞にsをつけろ!

 sのつけ方 

三単現の場合には動詞にsをつけます。例)play→plays、get→gets、like→likes

次の例外の場合はsをつけるだけではないので気を付けましょう。

  • 動詞の最後のアルファベッドがs・x・ch・sh・oのとき→esをつける。
    pass→passes、finish→finishes、watch→watches
  • 動詞の最後が「子音(a,i,u,e,o以外)+y」でのとき→yをiに変えてesをつける。
    study→studies、try→tries

「子音+y」がよくわからない人は、studyとtryだけで良いので覚えておきましょう。

また、例外まで頭が回らない・・・という人は動詞にsをつけることだけで良いので意識しておいてください。

次の単元で具体的な使い方を見ていきましょう。





一般動詞(三単現)の文の作り方

三単現の文は動詞にsをつけるのが特徴です。それをふまえて見ていきましょう。


 肯定文 

主語 + 動詞s + ・・・


 否定文 

主語 + doesn't + 一般動詞(原形) + ・・・

一般動詞の文と比べて三単現の文ではdon'tdoesn'tになります。
一般動詞(原形)の原形とはsがついていない元のかたちのことです。あまり意識しなくて構いません。
doesn'tにsがついているので、動詞にはsをつけません。


 疑問文 

Does + 主語 + 一般動詞(原形) + ・・・ + ?

一般動詞の文と比べて三単現の文ではDoDoesになります。
否定文と同じようにDoesにsがついているので、動詞にはsをつけません。


 疑問文の答え方 

Yes, + 主語 + does. / No, + 主語 + doesn't.のどちらかで答えます。

一般動詞と比べてdoがdoesになるだけです。

例1)Does he play soccer?

例1)Does your sister play the piano?


肯定文は動詞にs、否定文、疑問文はdoをdoesに!




Be動詞の過去形の文

過去形とは「~しました。」「~でした。」など、今より前の過去に起きたことを表す文です。
Be動詞は「~です」というようすを表す文なので、過去形にすると「~でした。」という過去のようすを表す文になります。

Be動詞の文を過去形にするには、Be動詞の過去形を使います。

これは必ず覚えておいてください。原理としてはBe動詞を過去形に変えるですが、念のため基本の形を確認しておきましょう。


 肯定文 

主語 + Be動詞の過去形 + 名詞/形容詞

  • 私は生徒でした。
    I was a student.
    主語:I+Be動詞の過去形:was+名詞:a student
  • 彼は幸せでした。
    He was happy.
    主語:He+Be動詞の過去形:was+形容詞:happy
  • あなたは人気でした。
    You were popular.
    主語:You+Be動詞の過去形:were+形容詞:popular

 否定文 

主語 + Be動詞の過去形 + not + 名詞/形容詞

  • 私は生徒ではありませんでした。
    I was not a student.
    主語:I+Be動詞の過去形:was+not+名詞:a student
  • 彼は幸せではありませんでした。
    He was not happy.
    主語:He+Be動詞の過去形:was+not+形容詞:happy
  • あなたは人気ではありませんでした。
    You were not popular.
    主語:You+Be動詞の過去形:were+not+形容詞:popular

 疑問文 

Be動詞の過去形 + 主語 + 名詞/形容詞+?

  • 彼は幸せでしたか。
    Was he happy?
    Be動詞の過去形:is+主語:He+形容詞:happy+?
  • あなたは人気でしたか。
    Were you popular?
    Be動詞の過去形:are+主語:You+形容詞:popular+?

 疑問文の答え方 

Yes, + 主語 + Be動詞の過去形.

/

No, + 主語 + Be動詞の過去形 + not.

のどちらかで答えます。

例)Were you a student?

この2つのどちらかでこたえましょう。


省略形も覚えておきましょう。

Be動詞の過去形amiswas 、 arewereは覚える!




一般動詞の過去形

一般動詞の文を過去形にするには、動詞を過去形にする必要があります。さらに過去形にはルールにしたがって変化させる規則動詞と、 ルール通りではない不規則動詞にわかれます。
不規則動詞は覚えるしかありませんので少しずつ覚えていくとして、ここでは規則動詞の変化のさせ方を身に付けましょう。


 規則動詞 

動詞の後ろにedをつける。

意味 現在形 過去形
遊ぶ・演奏する play played
見る watch watched
歩く walk walked
滞在する stay stayed

ただし、次の例外があるのに注意です。


例外1)動詞の最後のアルファベッドがeのとき・・・dだけをつける。

意味 現在形 過去形
望む hope hoped
笑う(ほほえむ) smile smiled
好む like liked

例外2)動詞の最後が「子音字+y」のとき・・・yをiに変えてedをつける。
※子音字・・・母音a,i,u,e,o以外のアルファベッド

意味 現在形 過去形
勉強する study studied
試す try tried
運ぶ carry carried

例外3)動詞の最後が「短母音+子音字」のとき・・・子音字を重ねてedをつける。
※短母音→アクセントのあるa,i,u,e,o

意味 現在形 過去形
止まる、やめる stop stopped
スキップする skip skipped
落とす drop dropped

よく意味がわからないときは、「動詞が4文字で最後がpの場合には、pをもう1個付け加える」と覚えておきましょう。


 過去形dの発音 

dは「ドゥ」「ィドゥ」「トゥ」の3つの発音に分けられます。特に「トゥ」になる場合を覚えておきましょう。


●「トゥ」になるとき→動詞の最後が無声音(プ・チ・フ・ク・トゥ・ス)で終わる場合
「プ・チ・フ・ク・トゥ・ス」は覚えておきましょう。

意味 現在形 過去形
止まる、やめる stop
ストッ
stopped
ストップトゥ
好む like
ライ
liked
ライクトゥ
見る watch
ワッ
watched
ワッチトゥ

●「ィドゥ」になるとき→edの前がtかdで終わるとき

意味 現在形 過去形
ほしい、したい want
ワント
wanted
ワンティドゥ
決心する decide
ディサイド
decided
ディサイディドゥ
必要とする need
ニード
needed
ニーディドゥ

 不規則動詞一覧表 
パターンを意識して覚えましょう。

過去分詞はまだ使いませんが、セットで覚えておきましょう。


●AAA型

意味 原形(現在形) 過去形 過去分詞形
切る cutcutcut
打つ hithithit
傷つける hurthurthurt
置く putputput
読む readreadread
据える setsetset

※readは発音が変わるので注意しよう。リード→レッド→レッド


●ABA型

意味 原形(現在形) 過去形 過去分詞形
来る comecamecome
走る runranrun
~になる becomebecamebecome

●ABB型

意味 原形(現在形) 過去形 過去分詞形
持ってくる bringbroughtbrought
建てる buildbuiltbuilt
買う buyboughtbought
つかまえる catchcaughtcaught
感じる feelfeltfelt
見つける findfoundfound
忘れる forgetforgotforgot/forgotten
得る・~になる getgotgot
持つ havehadhad
聞く hearheardheard
抱く holdheldheld
保つ・飼う keepkeptkept
離れる・去る leaveleftleft
貸す lendlentlent
失う loselostlost
作る makemademade
会う meetmetmet
払う paypaidpaid
言う saysaidsaid
売る sellsoldsold
送る sendsentsent
座る sitsatsat
眠る sleepsleptslept
過ごす・費やす spendspentspent
立つ standstoodstood
教える teachtaughttaught
話す・教える telltoldtold
思う・考える thinkthoughtthought
理解する understandunderstoodunderstood
勝つ winwonwon

●ABC型

意味 原形(現在形) 過去形 過去分詞形
~である amwasbeen
~である arewerebeen
~である iswasbeen
する dodiddone
行く gowentgone
描く drawdrewdrawn
運転する drivedrovedriven
食べる eatateeaten
落ちる fallfellfallen
飛ぶ flyflewflown
与える givegavegiven
成長する growgrewgrown
知る knowknewknown
見る seesawseen
取る taketooktaken
投げる throwthrewthrown
書く writewrotewritten
壊す breakbrokebroken
話す speakspokespoken
始める beginbeganbegun
飲む drinkdrankdrunk
歌う singsangsung
泳ぐ swimswamswum




一般動詞の過去形の文の作り方

一般動詞は「~する」という動作を表す文なので、過去形にすると「~しました。」という過去の動作を表す文になります。

一般動詞の過去形は、「三単現」がないので、割とかんたんです。


 肯定文 

主語 + 一般動詞の過去形 + ・・・

  • 私は昨日サッカーをしました。
    I played soccer yesterday.
    主語:I+一般動詞の過去形:played+目的語:soccer+時:yesterday
  • 彼は放課後、映画をみました。
    He watched the movie after school.
    主語:He+一般動詞の過去形:watched+目的語:the movie+時:after school
  • あなたたちは先週、東京に行きました。
    You went to Tokyo last week.
    主語:You+一般動詞の過去形:went+場所:to Tokyo+時:last week

 否定文 

主語 + didn't + 動詞の原形・・・

  • 私は昨日サッカーをしませんでした。
    I didn't play soccer yesterday.
    主語:I + didn't+一般動詞の原形:play+目的語:soccer+時:yesterday
  • 彼は放課後、映画をみませんでした。
    He didn't watch the movie after school.
    主語:He + didn't+一般動詞の原形:watch+目的語:the movie+時:after school
  • あなたたちは先週、東京に行きませんでした。
    You didn't go to Tokyo last week.
    主語:You + didn't+一般動詞の原形:go+場所:to Tokyo+時:last week

 疑問文 

Did + 主語 + 動詞の原形+?

省略形も覚えておきましょう。

肯定文は動詞を過去形に、否定文はdidn'tを動詞の前に、疑問文はDidを先頭に!




未来の文の作り方

ここからはBe動詞と一般動詞の両方を同時に扱っていきます。両方ともに共通したルールですので安心してください。
未来を表す文はwillを使ったものと、Be動詞+going+toを使った2つがあります。


 willの肯定文 

主語+will+動詞の原形・・・

  • 私は明日サッカーをするつもりです。
    I will play soccer tomorrow.
    主語:I+will+一般動詞の原形:play+目的語:soccer+時:tomorrow
  • あなたは来月、15才になります。
    You will be fifteen next month.
    主語:You+will+Be動詞の原形:be+補語:fifteen+時:next month

isamareなどのBe動詞の原形はbeです。

※補語とは「主語=補語」の関係が成り立つように主語のようすを表す言葉です。今回であれば「he=fifteen」(彼=15才)という意味です。


 willの否定文 

主語+will not(won't)+動詞の原形・・・

  • 私は明日サッカーをするつもりはありません。
    I will not play soccer tomorrow.
    主語:I+will not+一般動詞の原形:play+目的語:soccer+時:tomorrow
  • あなたは来月、15才になりません。
    You will not be fifteen next month.
    主語:You+will not+Be動詞の原形:be+補語:fifteen+時:next month

will notの省略形は、won'tです。


 willの疑問文 

Will+主語+動詞の原形・・・?


省略形も覚えておきましょう。

肯定文は動詞の前にwill、否定文は動詞の前にwon't、疑問文はWillを先頭に!

 Be going toの肯定文 

主語+Be動詞+going+to+動詞の原形・・・

Be動詞+going+toは、これでひとつの意味を表します。カタマリとして覚えましょう。
Be動詞+going+toのBe動詞は主語に合わせたBe動詞を使いましょう。
またBe動詞+going+toの文は、Be動詞の文と同じ扱い方です。


 Be going toの否定文 

主語+Be動詞+not+going+to+動詞の原形・・・

  • 私は明日サッカーをするつもりではありません。。
    I am not going to play soccer tomorrow.
    主語:I+Be動詞:am+not+ going to+一般動詞の原形:play+目的語:soccer+時:tomorrow
  • あなたは来月、15才になる予定ではありません。。
    You are not going to be fifteen next month.
    主語:You+Be動詞:are+not+ going to+Be動詞の原形:be+補語:fifteen+時:next month

 Be going toの疑問文 

Be動詞+主語+going to+ 動詞の原形・・・?


Be動詞+going+toの文はBe動詞の文と同じ扱い方!




時制を意識する

ここまで過去形、現在形、未来形を学習しました。この3つを時制とよび、英語ではこの時制を表すことがとても大切になります。常に意識してください。
ここではBe動詞、一般動詞の時制の違いを確認します。


※現在形の使い方・・・現在形は、普段の習慣(毎日、毎週していること)や変わらないこと(例:地球は丸い)に使います。
今、何かをしているようすは「現在進行形」で学習します。


 Be動詞の肯定文 


 Be動詞の否定文 


 Be動詞の疑問文 


 一般動詞の肯定文 

  • 現在形
    I play soccer.
    (私はサッカーをします。)
  • 過去形
    I played soccer.
    (私はサッカーをしました。)
     動詞を過去形(~ed)に! 
  • 未来系
    I will play soccer.
    (私はサッカーをするでしょう。)
     動詞の前にwillを! 

 一般動詞の否定文 

  • 現在形
    I don't play soccer.
    (私はサッカーをしません。)
     動詞の前にdon't! 
  • 過去形
    I didn't play soccer.
    (私はサッカーをしませんでした。)
     動詞の前にdidn't! 
  • 未来系
    I won't play soccer.
    (私はサッカーをしないでしょう。)
     動詞の前にwon't(will not)! 

 一般動詞の疑問文 

  • 現在形
    Do you play soccer?
    (あなたはサッカーをしますか。)
     文の先頭にDo! 
  • 過去形
    Did you play soccer?
    (あなたはサッカーをしましたか。)
     文の先頭にDid! 
  • 未来系
    Will you play soccer?
    (あなたはサッカーをする予定ですか。)
     文の先頭にWill! 





疑問詞を使った疑問文

人に聞くときに「明日何をする予定ですか?」のように”何”であったり、”いつ”、”どこで”など聞きたいときがあります。このときの何やいつ、どこで、などの言葉を疑問詞と言います。
まずは疑問詞をしっかり覚えましょう。



 疑問詞の使い方の原則① 

疑問詞は文の先頭に!・・・そのうしろは疑問文

  • What do you like?
    (あなたは何が好きですか。)
    疑問詞:What+do+主語:you+動詞の原形:like
  • Where will he go?
    (彼はどこへ行く予定ですか。)
    疑問詞:Where+will+主語:he+動詞の原形:go
  • Whose is this pen?
    (このペンはだれのものですか。)
    疑問詞:Whose+Be動詞:is+主語:this pen
  • Why do you like apples?
    (あなたはなぜリンゴが好きなのですか。)
    疑問詞:Why+do+主語:you+動詞:like+目的語:apples
  • How do you go to school?
    (あなたはどのように学校に行きますか。)
    疑問詞:How+do+主語:you+動詞:go+場所:to school

 疑問詞の使い方の原則② 

疑問詞とセットの言葉ごと文の先頭に!

  • What sport do you like?
    (あなたは何のスポーツが好きですか。)
    疑問詞:What+sport+do+主語:you+動詞の原形:like
     何のスポーツ=what sport はカタマリとして扱う。
  • Whose bag is this?
    (これは誰のカバンですか。)
    疑問詞:Whose+bag+Be動詞:is+主語:this
     誰のカバン=whose bag はカタマリとして扱う。

 その他の疑問詞の使い方 

◆whoが主語になる場合・・・Who+動詞・・・?

※動詞は現在形ならば三人称単数現在形、過去なら過去形・・・というように時制を合わせましょう。

◆whichで2つのどちらかを聞きたいとき・・・Which+(名詞)+疑問文+, A or B?

※比べるものがないときは疑問詞の使い方の原則通り使えます。

 疑問詞の疑問文の答え方 

文で答えるのがていねいな答え方ですが、場所や時間だけで答えることもあります。

Where will he go?
(彼はどこへ行く予定ですか。)

How do you go to school?
(あなたはどのように学校に行きますか。)





助動詞の文の作り方

文にいろいろな意味を加えたいときに助動詞を使います。代表的な助動詞には次のようなものがあります。

  • can
    ~することができる。
  • will
    ~するつもりである。
  • may
    ~しても良い。
  • must
    ~しなければならない。
  • shoud
    ~すべきである。
  • need
    ~する必要がある。

その他にもありますが、細かいことは次の単元で確認します。この単元では助動詞の使い方をしっかりと確認してください。

使い方の原則としてはのwillと同じです。willも助動詞のひとつです。


 助動詞の肯定文 

主語+助動詞+動詞の原形・・・

  • 私はサッカーをすることができます。
    I can play soccer.
    主語:I+助動詞:can+動詞の原形:play+目的語:soccer
  • あなたは宿題をするべきです。
    You should do your homework.
    主語:You+助動詞:should+動詞の原形:do+目的語:your homework
  • 彼は忙しくなるでしょう。
    He will be busy.
    主語:He+助動詞:will+動詞の原形:be+補語:busy

 助動詞の否定文 

主語+助動詞+not+動詞の原形・・・

  • 私はサッカーをすることができません。
    I can not play soccer.
    主語:I+助動詞:can+not+動詞の原形:play+目的語:soccer
  • あなたは宿題をするべきではありません。
    You should not do your homework.
    主語:You+助動詞:should+not+動詞の原形:do+目的語:your homework
  • 彼は忙しくならないでしょう。
    He will not be busy.
    主語:He+助動詞:will+not+動詞の原形:be+補語:busy

省略形を覚えておこう!


 助動詞の疑問文 

助動詞+主語+動詞の原形・・・?





助動詞を使った表現

助動詞にはいろんな意味があります。頑張って覚えましょう。


 相手にお願いするとき 

Can you / Will you・・・?

Can you / Will youのどちらを使っても良いですが、Canは可能(できるかどうか)、Willは意志(してくれるかどうか)を聞いていることになります。


 ていねいにお願いするとき 

Could you / Would you・・・?

couldはcanの過去形、wouldはwillの過去形ですが、この使い方の場合、過去の意味はありません。
日本語でも「~されましたか?」のように敬語表現に過去形を用いることがあります。英語も同じです。

さらにていねいにお願いするときはCould you please・・・ / Would you please・・・ と表現します。


 禁止(~してはいけない)を伝えるとき 

主語+mustn't(must not)・・・

mustはしなければならないという意味の助動詞ですが、mustn'tはしてはいけないという意味になります。mustはどちらにしても”強い表現”、”強制力のある表現”であることを知っておいてください。

同じような表現に命令文(Don't+動詞の原形)があります。


 相手を誘うとき 

Shall we・・・?

Shall we と同じような表現にLet'sを使った文があります。


 自分から何かしようかと提案するとき 

Shall I・・・?


また、助動詞と同じはたらきをするものがあります。合わせて覚えておきましょう。

 be able to (~することができる) 

文の作り方はBe動詞の文と同じです。

be able toの後ろは動詞の原形です。

特にwillと合わせて、will be able to(~できるだろう)と表すときに便利。
※willとcanは両方とも助動詞であり、2つを同時に使うことができないため。


 be going to (~するつもりである) 

文の作り方はBe動詞の文と同じです。

be going toの後ろは動詞の原形です。未来形のwillで書き換えることができます。


 have to (~する必要がある) 

文の作り方は一般動詞の文と同じです。

have toの後ろは動詞の原形です。三人称単数現在形のときはhaveの代わりにhasを使います。過去形のときはhaveをhadにします。


 had better (した方が良い) 

文の作り方は助動詞の文と同じです。

had betterはちょっと変わっていますが原則は助動詞と同じです。否定文の時はhad betterのうしろにnot、疑問文はhadを文の先頭に出してあげます。

hadはhaveの過去形ですが、had betterの場合には過去を表しているわけではありません。

助動詞では覚えることが多いですが、よく使うのでしっかり覚えよう!




命令文の作り方

ここまでは英語の語順(主語→動詞・・・)を意識して学習してきましたが、今回の命令文はちょっと変わった文法です。

 命令文の作り方 

動詞の原形+・・・.

主語は書かずに動詞から始めます。命令文は相手に「~しなさい」と伝えるので、主語が常にyouになるため省略します。

  • Be quiet.
    (静かにしなさい。)
    Be動詞の原形:Be+形容詞:quiet
  • Open the door.
    (ドアを開けなさい。)
    一般動詞の原形:Open+目的語:the door

pleaseをつけるとていねいな表現になります。pleaseは文の先頭につけるときと後ろにつけるときがあります。後ろにつけるときは,(カンマ)+pleaseをつけます。


 否定命令文の作り方 

Don't+動詞の原形+・・・.

「~してはいけません。」と相手に伝えるには否定命令文を使います。命令文の前にDon'tをつけるだけです。

  • Don't be noisy.
    (騒いではいけません。)
    Don't+Be動詞の原形:be+形容詞:noisy
  • Don't open the door.
    (ドアを開けてはいけません。)
    Don't+一般動詞の原形:open+目的語:the door

命令文と同じようにpleaseをつけるとていねいな表現になります。pleaseは文の先頭につけるときと後ろにつけるときがあります。後ろにつけるときは,(カンマ)+pleaseをつけます。


 Let'sの文の作り方 

Let's+動詞の原形+・・・.

「~しましょう。」と相手を誘うときにはLet'sを使います。命令文の前にLet'sをつけるだけです。


Let'sの文はShall we ~?で書き換えることができます。詳しくは→





進行形の文の作り方

「~しています。」「~していました。」など、まさにそのとき何かをしているときのようすを表すのが進行形です。

進行形では現在分詞と呼ばれる動詞の後ろにingをつけたものを使います。まずは現在分詞(ing形)の作り方を確認しましょう。


 現在分詞(ing形)の作り方 

原則としては動詞の後ろにingをつければ良いです。

ただし例外があるので気を付けましょう。


例外1)単語の終わりが子音字(a,i,u,e,o以外)+e

eをとってing


例外2)単語の終わりが母音字(a,i,u,e,o)+子音字(a,i,u,e,o以外)

子音字を重ねて(もう一つ付け加えて)ing

例外2がよくわからないときはrunning、sitting、cuttingの3つをしっかり覚えておきましょう。


 現在進行形の文 

主語+Be動詞+動詞の現在分詞(ing)+・・・.

  • I am playing soccer now.
    (私は今サッカーをしています。)
    主語:I+Be動詞:am+現在分詞:playing+目的語:soccer+時:now
  • He is watching TV now.
    (彼は今テレビを見ています。)
    主語:He+Be動詞:is+現在分詞:watching+目的語:TV+時:now
  • They are reading books in their classroom.
    (彼らは教室で本を読んでいます。)
    主語:They+Be動詞:are+現在分詞:reading+目的語:books+場所:in their classroom

動詞にingをつけた現在分詞は「~している」という意味になります。Be動詞は「ようす」を表す文なので、Be動詞+現在分詞(動詞ing)は「~しているようす」を表す文になります。
つまり、進行形の文はBe動詞の文ということです。

ですので、疑問文や否定文、過去形や未来の文についてもBe動詞の文の作り方と同じように扱います。詳しくはこちら→


  • 【否定文】
     I am not playing soccer now.
    (私は今サッカーをしていません。)
     主語:I+Be動詞:am+not+現在分詞:playing+目的語:soccer+時:now
  • 【疑問文】
     Is he watching TV now?
    (彼は今テレビを見ていますか。)  
    Be動詞:Is+主語:he+現在分詞:watching+目的語:TV+時:now+?

  •  過去進行形の文 

    主語+Be動詞の過去形+動詞の現在分詞(ing)+・・・.

    扱い方はBe動詞の過去形と同じです。

    • 【肯定文】
       I was watching TV yesterday.
      (私は昨日テレビを見ていました。)  
      主語:I+Be動詞の過去形:was+現在分詞:watching+目的語:TV+時:yesterday
    • 【否定文】
       I was not watching TV yesterday.
      (私は昨日テレビを見ていませんでした。)  
      主語:I+Be動詞の過去形:was+not+現在分詞:watching+目的語:TV+時:yesterday
    • 【疑問文】
       Were you watching TV yesterday?
      (あなたは昨日テレビを見ていましたか。)  
      Be動詞の過去形:Were+主語:you+現在分詞:watching+目的語:TV+時:yesterday+?

     未来進行形の文 

    主語+will+Be動詞の過去形+動詞の現在分詞(ing)+・・・.

    扱い方は助動詞の文(will)と同じです。詳しくはこちら→

    • 【肯定文】
       I will be watching TV next evening.
      (私は明日の夕方、テレビを見ているでしょう。)  
      主語:I+will+Be動詞の原形:be+現在分詞:watching+目的語:TV+時:next evening
    • 【否定文】
       I will not be watching TV next evening.
      (私は明日の夕方、テレビを見ていないでしょう。)  
      主語:I+will not+Be動詞の原形+現在分詞:watching+目的語:TV+時:next evening
    • 【疑問文】
       Will you be watching TV next evening?
      (私は明日の夕方、テレビを見ているでしょうか。)  
      Will+主語:you+Be動詞の原形:be+現在分詞:watching+目的語:TV+時:next evening+?
    進行形の文はBe動詞の文と同じように扱う。




    受身形の文の作り方

    受身形は「~される」というように、誰かに何かされるようすを表す文です。「言われる」や「好かれる」「運ばれる」といったものです。

    受身形の文をつくるには動詞を過去分詞にする必要があります。まずは過去分詞の作り方を見ていきましょう。



     過去分詞の作り方 

    原則としては過去形と同じです。詳しくはこちら→

    ただし、不規則動詞については過去形と異なるものがあります。の下の方にある一覧表を正確に覚えましょう。


     受身形の文 

    主語+Be動詞+動詞の過去分詞+・・・.

    過去分詞は「~される」という意味になります。Be動詞は「ようす」を表す文なので、Be動詞+過去分詞は「~されているようす」を表す文になります。
    つまり、受身形の文はBe動詞の文ということです。

    ですので、過去形や未来の文についてもBe動詞の文の作り方と同じように扱います。詳しくはこちら→ 


    • He is called "Taro".
      (彼は太郎と呼ばれています。)
      主語:He+Be動詞:is+過去分詞:called+補語:Taro
    • He is not called "Taro".
      (彼は太郎と呼ばれていません。)
      主語:He+Be動詞:is+not+過去分詞:called+補語:Taro
    • Is he called "Taro"?
      (彼は太郎と呼ばれていますか。)
      Be動詞:Is+主語:he+過去分詞:called+補語:Taro?

    受身形の文は物が主語になることがよくあります。

    受動態の文には「~によって」を表すbyがよく使われます。覚えておきましょう。


    過去形


    未来の文

    受身形の文はBe動詞の文と同じように扱う。




    前置詞

    in(~の中で)やto(~へ)など、場所や時間やようすなどを表す語を前置詞と言います。
    前置詞は名詞の前において、前置詞+名詞のセットで使います。


    代表的な前置詞についてさらに詳しく見ていきましょう。


     場所を表す前置詞 

    • to
      ~へ (実際に届くのがto)
    • for
      ~の方向に (届いてはいないがそっちの方向を表すのがfor)
    • in
      ~の中で (線でクルっと囲めるイメージ)
    • on
      ~の上に、~にかかっている (直接触れているイメージ)
    • at
      ~(の1点)で (指で指し示せるイメージ)
    • from
      ~から (ある出発地点から)
    • near
      ~の近くに (感覚的に近い)
    • by
      ~のそばに (実際に近い)
    • under
      ~の下に

    ※toとforの使い分け
    go to school(学校へ行く)→実際に学校に行くので「to」
    leave for school(学校へ向けて出発する)→出発した時点ではまだ着いていないので「for」

    「埼玉県の川越」のように場所を細かく伝えるとき、英語では『狭い範囲→広い範囲』です。
    「埼玉県の川越」→英語だと、川越、埼玉の順→I live in Kawagoe,Saitama.


     時を表す前置詞 

    • in
      長い時間、年、月、季節
    • on
      曜日や特定の日時(誕生日など)
    • at
      短い時間、時、分
    • before
      ~の前に
    • after
      ~の後に
    • about
      だいたい

     その他の前置詞 

    • of
      ~の(A of B ➡ BのA (Bは物))
    • with
      と一緒に

    「~の」と表現とき、「father's car」というように「's(アポストロフィエス)」を使って表現することもできる。
    人のときは'sを使い、物のときはofを使うことが多い。
    例) the flower of my yard(私の庭の花)






    接続詞

    「AとB」「AまたはB」「AだけどB」など言葉や文をつなぐはたらきをするものを接続詞と言います。
    英語の接続詞は語句をつなぐもの、文をつなぐものなど分けることができますがここでは意識せずに学習を進めます。
    まずは意味をしっかり覚えましょう。


     A and B 

    AとB、AそしてB

    • I and you are friends.
      (私とあなたは友だちです。)
       「I」と「you」をandでつないでいる。
    • I get up at six and eat breakfast.
      (私は6時におきて朝食を食べます。)
       「get up at six」と「eat breakfast」をandでつないでいる。
    • I like you and you like me.
      (私はあなたが好きであなたは私が好きです。)
       「I like you」と「you like me」をandでつないでいる。

    A and Bのように接続詞でつなげるとき、AとBは同じ形でなければいけません。

    I like and soccer player.
    「like(動詞)」「soccer player(名詞)」をつないでも意味がわかりません。

    I like soccer and I am soccer player.
    「I like soccer(文)」「I am soccer player(文)」なら大丈夫です。

    文と文をつなぐときには、I like soccer, and I am soccer player.のように,(カンマ)を入れても良いです。


     A but B 

    AだがB、AしかしB

    • I am poor but happy.
      (私は貧しいけど、幸せです。)
       「poor」と「happy」をbutでつないでいる。
    • I like you but you like him.
      (私はあなたが好きです。しかしあなたは彼が好きです。)
       「I like you」と「you like him」をbutでつないでいる。

     A or B 

    AまたはB


     A before B 

    Bの前にA


     A after B 

    Bの後にA


     A while B 

    Bしている間にA


     A if B = If B, A 

    もしBならばA

    英語は大切なことから言うので、もし~ならばのような条件は後ろに付けるのが前提です。


     A when B = When B, A 

    BのときA


     A, so B 

    AなのでB、AだからB


     A because B = Because B, A 

    BなのでA、BだからA


     A though B = Though B, A 

    BだけれどもA


     接続詞を使った表現 
    よく使うので覚えておきましょう。

    • both A and B・・・AとBの両方
    • either A or B・・・AかBのどちらか
    • neither A nor B・・・AとBのどちらでもない
    • not A but B=AではなくB
    • not only A but also B・・・AだけではなくBも




    there isを使った文

    「~があります。」という表現をするのに「there is/there are」を使います。

     there isの文の作り方 

    There+is/are+物+場所

    物が単数(1つ)のときはis、複数のときはareを使います。


    文の作り方はBe動詞と同じになります。


     someとany 

    there isの文ではsomeanyがよく使われます。まずは意味を確認しましょう。

    • some
      (いくつかの)・・・ someは何かがハッキリと存在するようすを表します。ですので肯定文で使います。
    • any
      (いくつか)・・・ anyは何かがあるかどうかよくわからないときに使います。ですので否定文や疑問文で使います。

    not anyは「1つも~ない」と表すことができ、noで書き換えることができます。
    There are not any pens on the desk.
    (机の上にペンがひとつもありません。)
    There are no pens on the desk.
    (机の上にペンがひとつもありません。)


     How many 

    How many+物(複数形)+are+there+場所?

    how manyは「いくつありますか」と個数を聞きたいときに使います。

    答えるときは「Five.」と数字だけ答えたり、「There are five pens.」とていねいに答えたりすることもあります。


    How manyはthere isの文以外でも使います。
    How many pens do you have?
    (あなたは何本のペンを持っていますか。)
    There are five.
    (5本あります。)


    数えられないものを聞くときはHow muchを使います。
    How much money do you have?
    (あなたはお金をいくらぐらい持っていますか?)
    I have five handred yen.
    (500円持っています。)


     「~があります」の文の書き換え 

    there isの文以外でも表すことができます。





    時や天候を表す文

    英語では時間や天候を表すときは特別にitを使って表します。日本語にはない感覚なので注意しましょう。


     時や天候を聞く疑問文 






    不定詞の使い方

    ここまでは文の作り方を学習してきましたが、不定詞は文を修飾する(いろいろな説明を付け加える)役割です。動詞原型の前にtoをつけることでいろんな意味を表します。

     名詞として使う(名詞的用法) 

    「~すること」


     形容詞として使う(形容詞的用法) 

    「~するための」「~するべき」

    ものの形やようすを表す言葉を形容詞と呼びます。big dog
    (大きな犬)の「大きな」にあたるのが形容詞です。
    普通の形容詞は名詞の前において、(形容詞:big)→(名詞:dog)の順になりますが、
    不定詞の場合には(名詞)→(不定詞)の順で表します。名詞の後ろに不定詞

    ※somethingやanythingは形容詞を後ろに置きます。×hot sometiong→〇something hot(温かい何か)


     副詞として使う(副詞的用法) 

    「~するために(目的)」「~して(原因」

    動詞や形容詞を詳しく説明することばを副詞と言います。
    例えば「私はお店に行きました。」の文に、「なぜ行ったのか」を付け加えるのに使います。→「私はペンを買うためにお店に行きました。」

    例文(~するために(目的))・・・動詞を詳しく説明


    例文(~して(原因)・・・形容詞を詳しく説明

    I studied hard to be a teacher.私は一生懸命勉強して先生になった。のように結果を表す使い方もありますが、まずは目的と原因を使いこなせるようにしておきましょう。


     Whyに答える 

    「なぜ?」と聞かれたときに「~するために」と答えるのに使います。






    不定詞を使った表現

    不定詞を使ったよく使う表現を学習します。英作文でも使いやすいフレーズなのでしっかりと覚えておきましょう。


     It is (形容詞) for (人) to (動詞の原形)・・・ 

    (人)にとって(~)することは(形容詞)です。

    ※(人)にくる部分は目的格(~を)のかたちにする。
    ※for (人)の部分は省略しても良い。


     (形容詞) enough to (動詞の原形)・・・ 

    十分に(形容詞)なので(~)できる。
    =(~)するのに十分なほど、(形容詞)である。

    enough … to …の文は下のようにso that canの表現で書き換えることができます。

    ※so thatで書き換えるときに時制(現在・過去・未来)を合わせることに注意すること。
    You studied so hard that you could pass the exam.


     too (形容詞) to (動詞の原形)・・・ 

    (形容詞)すぎて(~)できない。

    too … to …の文は下のようにso that can'tの表現で書き換えることができます。


    「to (動詞の原形)」と書かれている部分が不定詞に当たります。





    動名詞の使い方

    不定詞と同じように文を修飾する(いろいろな説明を付け加える)役割です。
    動名詞は現在分詞と同じように動詞にingをつけて使います。ingの付け方はで確認してください。


     動名詞の使い方 

    「~すること」と表すのに使います。


    動名詞にすることで動詞を名詞として扱うことができます。


     動名詞と不定詞の使い分け 

    不定詞にも「~すること」という名詞的用法がありました。それでは動名詞と不定詞の「~すること」が全く一緒かというとそうではありません。使い分けの原則は次のようになります。

    動名詞→今より過去

    不定詞→これからの未来

    たとえば次の2つの文を比べてみましょう。

    I forgot(私は忘れた)は共通です。その後ろに注目しましょう。
    coming hereの場合、動名詞ですから「過去」を表します。「ここに来たこと」を忘れたことになります。
    to come hereは不定詞ですから「未来」を表します。「(ここから)ここに来ること」を忘れたということです。

    この原則をふまえて次の使い分けを覚えましょう。


     不定詞と動名詞で意味が異なる動詞 

    ①forget


    ②stop

    • stop ~ing(動名詞)・・・~するのをやめる(今までしていたことをやめる)
      I stopped drinking coffee.
      (コーヒーを飲むのをやめた。)
    • stop to ~(不定詞)・・・(これから)~するために立ち止まる
      I stopped to drink coffee.
      (コーヒーを飲むために立ち止まった。)

    ③try

    • try ~ing(動名詞)・・・試しに~する
      I try studying English.
      (私は、英語を勉強してみます。)・・・実際にしてみる
    • try to ~(不定詞)・・・~しようとする
      I try to study English.
      (私は、英語を勉強しようとします。)・・・これからしようとする

     不定詞しか使えない動詞 

    • want~したい
    • hope~するのを望む
    • need~する必要がある
    • decide~するのを決心する

    これらの動詞は「これからの未来」についての動詞なので不定詞しか使えません。動名詞を使わないように注意しましょう。



     動名詞でも不定詞でも意味が変わらない動詞 







    比較の文の作り方

    ここまでの文法は動詞に関するルールを中心に学習しましたが、比較の文は形容詞や副詞(大きい、小さい、暑いなどようすを表す言葉)に関する文法です。


     比較級・最上級の作り方 

    より大きい、より小さいなど「より・・・だ」という表現を比較、 もっとも大きい、もっとも小さいなど「もっとも・・・だ」という表現を最上級とよびます。

    これらの文をつくるためには形容詞や副詞を比較級、最上級という形に変えます。まずは形の変え方を見ていきましょう。

    ルール形容詞比較級最上級
    【原則】基本的なルール
    後ろにer、estをつける
    tall
    高い
    taller
    より高い
    tallest
    最も高い
    【例外1】eで終わる場合
    r,stをつける
    large
    広い
    larger
    より広い
    largest
    最も広い
    【例外2】語尾が子音字+y
    yをiに変えてer,estをつける
    easy
    やさしい
    easier
    よりやさしい
    easiet
    最もやさしい
    【例外3】語尾が短母音+子音字
    短母音を重ねてer,estをつける
    big
    おおきい
    bigger
    より大きい
    biggest
    最も大きい
    【例外4】長い単語(3音節以上)
    前にmore、mostをつける
    beautiful
    美しい
    more beautiful
    より美しい
    most beautiful
    最も美しい

    ※音節とは・・・大きな音のかたまりだと思ってください。bigは日本語だとビッグと書きますが英語だと「ビッ(グ)」と1つの音に聞こえます。ですのでbigは1音節です。
    beautifulは「ビュー・ティ・フォー」というように3つの音で発音するので3音節ということです。


    残念なことに形容詞にも不規則変化が存在します。これらは覚えるしかないので頑張って覚えましょう。

    形容詞比較級最上級
    good
    良い
    better
    より良い
    best
    最も良い
    well
    良く
    better
    より良く
    best
    最も良く
    many
    たくさんの
    more
    よりたくさんの
    most
    最もたくさんの
    much
    たくさん
    more
    よりたくさん
    most
    最もたくさん
    bad
    悪い
    worse
    より悪い
    worst
    最も悪い
    little
    少しの
    less
    より少しの
    least
    最も少しの

     比較級の文の作り方 

    比較級+than・・・

    比較級で「~より」と、何かと比べるときはthanをセットで使います。thanにも「~より」という意味があります。

    比較級の文はBe動詞、一般動詞どちらでも使えるのでそれに合わせて文を作ります。

    疑問文ではwhichをつけて、「どちらがより~ですか。」という表現をよく使います。覚えておきましょう。


     最上級の文の作り方 

    the+最上級+・・・+in/of~

    最上級の文では「~の中で最も・・・だ」というように「~の中で」という表現をよく使います。
    「~の中で」を表すためにはinかofを使います。使い分けの原則を覚えておきましょう。


    of・・・ofの後ろには数えられるものがきます。主には数詞(数)と「all+複数形」です。

    • of the three
      (3人の中で)・・・特定の(決まっている)3人なのでtheが必要
    • of all friends
      (友だちの中で)

    in・・・inの後ろには範囲を表す言葉がきます。と言っても少し難しいのでof以外はすべてinを使って表現しても良いです。


    最上級の前にtheを付けないルールもありますが、ここでは触れません。the+最上級で覚えておいてください。

    疑問文で選択肢がはっきりしている場合はwhich、はっきりしていない場合はwhatを使います。


     同等(原級)の文の作り方 

    as +形容詞+as

    「~と同じくらい・・・だ」と表す文を「同等または原級」と言います。否定文では「~ほど・・・ではない」という意味になります。

    • This building is as tall as that one.
      (この建物は、あれと同じくらい高い。)
      主語:This building+動詞:is+as+tall+as+that one
    • This building is not as tall as that one.
      (この建物は、あれほど高くない。)
      主語:This building+動詞:is+not+as+tall+as+that one
    • I can run as fast as him.
      (私は、彼と同じくらい速く走ることができます。)
      主語:I+助動詞can+動詞:run+as+fast+as+him
      I can run as fast as he can.のようにas asの後ろを主語→動詞の形で表すこともできる。
    • Can you run as fast as him?
      (あなたは、彼と同じくらい速く走ることができますか。)
      助動詞Can+主語:you+動詞:run+as+fast+as+him?

    比較級でよく使われるoneは「1つの」という意味ではなく「(1つの)もの」を表します。は2回目に同じ種類のものが出てきたときに使います。
    This building is as tall as that one.
    この場合のoneはbuildingを指しています。

    比較級は「er+than」、最上級は「est+in/of」、同等(原級)は「as ~ as」が基本形




    比較を用いた表現

    比較を用いた表現や書き換えについて学習します。少し難しいところもありますが、テストでは狙われやすいところなので注意です。


     強調表現 

    much

    「彼は私より走るのがだんぜん速い。」など比較級や最上級の文に「だんぜん、かなり、非常に」など強調を付け加えるときは最上級の前にmuchを付け加えます。
    muchの代わりに比較級ではfar、最上級ではby farが使われることもあります。


     one of the 最上級 (複数形) 

    「~のうちの一つ」


     比較級 than any other (単数形) 

    「他の・・・よりも~だ。」

    この表現は最上級での書き換えが可能です。


     No other (単数形) 比較級 than any other ・・・ 

    よりも~なものはひとつもない。

    この表現は最上級での書き換えが可能です。otherはなくても良いです。


     No other (単数形) as 形容詞 as ・・・ 

    よりも~ほどのものはない。
    =~は最も・・・だ。

    この表現は最上級での書き換えが可能です。otherはなくても良いです。

    Noが打消しのnotと同じはたらきをするため、not as 形容詞 as(~ほど・・・ではない。)と同じ意味になる。





    文型

    ここでは文型について整理して特に第四文型、第五文型を使えるようにするのが目的です。
    文型の説明ではS・V・O・C・Mという記号を使うことが多いのでまずはその説明からです。

    • S(主語)・・・日本語の「~は」や「~が」など動作をする人やものを指します。
    • V(動詞)・・・英語ではBe動詞と一般動詞に分かれます。
    • O(目的語)・・・「サッカーをする」の「サッカーを」にあたる部分が目的語です。
    • C(補語)・・・何かのようすや状態を表す言葉です。「私はかわいいです。」といったときの「かわいい」が補語です。
    • M(修飾部)・・・文型には関わらない部分です。場所や時間を表す部分は修飾部です。

    続いて基本的な5つの文型です。よくわからない人は軽く流してもよいです。

    • 第一文型(SV)・・・主語→動詞の文です。
      I go to school.主語:I+動詞:go+修飾部(場所):to school
    • 第二文型(SVC)・・・主語→動詞→補語の文で、このとき「主語S」=「補語C」が成り立ちます。
      I am a boy.主語:I+動詞:am+補語:a boy
    • 第三文型(SVO)・・・主語→動詞→目的語の文です。第一文型と似ていますが、目的語にはinやtoなどの前置詞は付きません。
      I want a pen.主語:I+動詞:want+目的語:a pen
    • 第四文型(SVOO)・・・主語→動詞→目的語1→目的語2の文です。例文のように目的語1には「人」がくることが多いです。
      I gave him a pen.主語:I+動詞:gave+目的語1:him+目的語2:a pen
      「私は彼に(目的語1)あげた。」「私はペンを(目的語2)あげた。」の2つの文を合わせたと見ると考えやすい。
    • 第五文型(SVOC)・・・主語→動詞→目的語→補語の文です。ものとき「目的語O」=「補語C」が成り立ちます。
      I call him Shyo.主語:I+動詞:call+目的語:him+補語:Shyo
      私は彼をショウと呼ぶ→このとき、「彼」=「ショウ」が成り立つ。

    第一文型から第三文型は今まで使っていた英語ですので意識しなくて構いません。重要なのは第四文型、第五文型です。


     第四文型 

    主語S+動詞V+目的語O1+目的語O2

    「目的語O1に目的語O2を~する」という意味で使われます。
    第四文型に使える動詞は限られているので代表的なものを覚えましょう。

    • give A B・・・AにBをあげる。
    • teach A B・・・AにBを教える
    • tell A B・・・AにBを話す
    • send A B・・・AにBを送る
    • bring A B・・・AにBを持ってくる

    ※say(言う)やspeak(話す),talk(話す)ははtellに近い意味ですが第四文型では使いません。注意しましょう。


    • You gave him a present.
      (あなたは彼にプレゼントをあげました。)
      主語:You+動詞:gave+目的語1:him+目的語2:a present
    • You didn't give him a present.
      (あなたは彼にプレゼントをあげていません。)
      主語:You+don't+動詞:gave+目的語1:him+目的語2:a present
    • Did you give him a present?
      (あなたは彼にプレゼントをあげましたか。)
      Do+主語:You+動詞:gave+目的語1:him+目的語2:a present+?

    第四文型から第三文型への書き換え

    You gave him a present.は次のように書き換えられます。

    You gave a present to him.

    第四文型では「主語+動詞+人+物」の順ですが、
    第三文型では「主語+動詞+物+(to/for)+人」の順になり、人の前には前置詞のtoまたはforが必要になります。

    toとforの使い分けですが、「toは相手に届くとき」「forは相手にまだ届いていないとき」と覚えると簡単です。

    例えばgive(与える)という動詞ですが、これは「相手に届く」のでtoです。届いていないのに「与えた」というのはおかしいですね。

    buy(買う)はどうでしょう。買った時点では「相手に届いていない」のでforです。

    toを使うかforを使うか一覧にしておきますが、暗記が苦手な人は「届く・届かない」で判断しましょう。


    toを使う動詞

    give(与える)
    show(見せる)
    tell(伝える)
    send(送る)
    teach(教える)
    lend(貸す)


    forを使う動詞

    buy(買う)
    make(作る)
    cook(料理をする)
    choose(選ぶ)
    get(手に入れる)
    find(見つける)



     第五文型 

    主語S+動詞V+目的語O+補語C

    第五文型では使われる動詞が限られます。

    • call O C・・・OをCと呼ぶ
    • name O C・・・OをCと名づける
    • find O C・・・OをCであることに気づく
    • see O C・・・OがCするのを見る
    • leave O C・・・OをCのままにしておく(放っておく)
    • keep O C・・・OをCのままにしておく(保とうとする)
    • make O C・・・OをCにする
    • have O C・・・OをCさせる

    このときO=Cが成り立つことを意識してください。
    例えば「make you happy(あなたを幸せにする)」という表現であれば、「you(あなた)」=「happy(幸せ)」が成り立つということです。
    それをふまえて次の例文を見ていきましょう。



    第五文型は不定詞(原型不定詞)や分詞を使って表現することもありますが、その使い方は各章で扱います。





    現在完了の文の作り方

    現在完了とは「過去から現在までのつながり」を表す文です。日本語にはない感覚ですが、英語だと短く表現することができる便利な文です。


    現在完了の原則 have+過去分詞

    過去分詞についてはで確認してください。

    現在完了は意味によって使い方が少し異なります。詳しくはこのあとの説明を見てください。


    次に過去形と現在完了の意味違いを確認しましょう。

    動詞 過去 →→→ 現在
    過去形
    lived
    住んでいる (今は住んでいるかどうかわからない)
    現在完了
    have lived
    住んでいる →→→ 今も住んでいる
    継続
    過去形
    saw
    見た
    現在完了
    have seen
    見た →→→ 見た回数などを覚えている
    経験
    過去形
    cleaned
    掃除した
    現在完了
    have cleaned
    掃除した →→→ 今まで掃除していてちょうど終わった。
    完了・結果

    なんとなくでも良いので過去のできごとが今までつながっているイメージをつかんでおきましょう。

    また上の表にもある通り現在完了は①継続、②経験、③完了・結果というように大きく3つの意味で使い分けます。
    この3つの使い方について詳しく見ていきます。


     継続 

    ずっと~している

    sinceは「~以来ずっと」という期間を表すことばです。今回はI was threeが続いているので「3才のときからずっと」という意味になります。

    期間を表す言葉はsinceとforを使うことが多いです。使い分けに注意しましょう。


    since

    ~以来ずっと、~からずっと

    sinceの後ろには"1点"で表せる表現をおきます。


    for

    ~の間、~間(かん)

    forの後ろには"時間の幅"を持つ表現をおきます。


    ■継続の否定文・疑問文は原則通りです。


    ■「どれぐらいの間・・・ですか?」と聞くとき→How longを文の先頭につけます。


     経験 

    ~したことがある


    経験の文でよく使われる表現を覚えましょう。


    ■「~へ行ったことがある」はbeen toを使う!

    「行く」と聞くとgoを思い浮かべますが、goを使うと「~へ行ってしまった」という意味になります。
    繰り返しになりますが、「~へ行ったことがある」はbeen toを使いましょう。


    ■経験の否定文はhaveの後ろにneverを置く

    経験の否定文ではnotの代わりに、never
    (一度も~ない)という表現を使います。


    ■経験の疑問文はHave+主語+ever+過去分詞で始める

    経験の疑問文では、過去分詞の前にever
    (かつて)を置きます。


    ■「何回~したことがありますか」と聞くとき
    How many timesを文の先頭につけます。


     完了 

    ~したところだ。


    完了の文でよく使われる表現を覚えましょう。

    • just (ちょうど)
      肯定文のみで使用
    • already (もう・すでに)
      肯定文のみで使用
    • yet 否定(まだ) 疑問(もう・すでに)
      否定文・疑問文で使用

    ■完了の肯定文

    主語+have+already/just+過去分詞・・・

    ※alreadyやjustはhaveの後ろ、過去分詞の前にくるので要注意です。


    ■完了の否定文

    主語+have+not+過去分詞・・・+yet

    ※notは原則通り。「まだ」の意味を持つyetを後ろに付けます。


    ■完了の疑問文

    Have+主語+過去分詞・・・+yet+?

    ※Haveを先頭に出すのは原則通り。「もう・すでに」の意味を持つyetを後ろに付けます。

    Noで答えるときにNo, I have not.も悪くないですが、not yetで覚えておきましょう。


     結果 

    ~した。

    結果は完了のなかまとして扱われます。参考書などには「完了・結果」とまとめてあることが多いです。

    過去形とは異なり「今のようす」も表していることに注目しましょう。
    ※文の作り方は「完了」と同じです。

    ※been toとgoneの使い分けに注意すること!
    been to →行ったことがある。(経験)
    gone to →行ってしまって今はいない。(結果)


    それぞれの使い方で使われる表現(ever,never,already,yetなど)をしっかり覚えておきましょう。




    関係代名詞の使い方

    関係代名詞を理解するためにまずは日本語で理解しましょう。

    • その少年はトムです。
    • その少年(向こうで座っているの)はトムです。

    (向こうで座っているの)の部分は「その少年」を説明しています。このように説明を付け加えるはたらきが関係代名詞です。


    関係代名詞の原則

    説明したいことの直後に、関係代名詞を置いて、説明の文を付け加えます。

    関係代名詞にはwhoとwhichがあります。今までは、「who=誰」、「which=どっち」というように覚えているかもしれませんが、その意味ではありません。

    意味を付けるとすれば「who=このヒトはね・・・」、「which=この物はね・・・」、という意味で用いられます。
    whoとwhichの使い分けは次の通りです。

    • who
      説明したいことが「人」のとき
    • which
      説明したいことが「物」のとき

    中学範囲の関係代名詞ではwho,whichともにthatで置き換えることが可能です。thatは人でも物でも使えます。


     関係代名詞を主語として使う場合 

    いくつか例文を見ながら関係代名詞の使い方を確認していきましょう。

    「I know the man.」(私はその人を知っている。)という文に対して、the manをさらに説明するために「who likes soccer」を付け加えています。

    このとき関係代名詞whoはthe manのことを指し示しているので「who=the man」の役割をします。

    つまり、「who likes soccer」=「the man likes soccer」となっています。


    文を作る順序を確認すると

    1. 説明したい直後に関係代名詞を置く
      I know the man who
    2. whoをthe manだと思って説明したい文を付け足す
      (I know the man ) who likes soccer.
    3. 完成
      I know the man who likes soccer.

    もうひとつ見ていきましょう。

    「which make me happy」が「the books」の説明になっていることに気づければ良いです。

    1. 説明したい直後に関係代名詞を置く
      The books which
    2. whichをthe booksだと思って説明したい文を付け足す
      (The books ) which make me happy.
    3. 説明のところはなかったものとして文を続けます。
      The books (which make me happy) are written by Jane.
    4. 完成
      The books which make me happy are written by Jane.

     関係代名詞を目的語として使う場合 

    次の場合はどうでしょうか。

    「who I met yesterday」(私が昨日会った)が「the man」の説明になっています。

    このときも「who」=「tha man」として見てあげれば良いです。何も疑問に感じない人は次の※は読まずに進んでください。

    ※「who」=「tha man」と見ると、「who I met yesterday」=「the man I met yesterday」と語順がおかしくなります。
    正確には「I met the man yesterday.」のthe manをwhoに置き換えてから先頭に出しているわけです。


    1. 説明したい直後に関係代名詞を置く
      That is the man who
    2. whoをthe manだと思って説明したい文を付け足す
      (That is the man ) who I met yesterday.
    3. 完成
      That is the man who I met yesterday.

    ※who I met the man yesterdayとしないこと。whoがthe manを表しているのでthe manはいらないです。

    ※目的語になる場合にはwhoではなくwhomが使われることもあります。「who I met yesterday」=「whom I met yesterday」


    もうひとつ見ていきましょう。

    「which I bought yesterday」が「the books」の説明になっていることに気づければ良いです。

    1. 説明したい直後に関係代名詞を置く
      The books which
    2. whichをthe booksだと思って説明したい文を付け足す
      (The books ) which I bought yesterday
    3. 説明のところはなかったものとして文を続けます。
      The books (which I bought yesterday) are ineteresting.
    4. 完成
      The books which I bought yesterday are ineteresting.

    意味のとらえかたのコツ

    関係代名詞の文の意味をとらえるときは「who=その人はね、」「which=それはね、」として文の前から日本語に直すのがオススメです。


    1. I know the girl・・・私はその女の子を知っている
    2. who・・・その人はね、
    3. was running in the park yesterday・・・昨日公園を走っていた

    1. The fruits・・・そのフルーツ
    2. which・・・それはね、
    3. I bought at the shop・・・私がお店で買った(んだけど)
    4. were delicious・・・おいしかった

     2つの文を1つの文にする 

    関係代名詞は説明したい文を、もとになる文に付け加えるので、「2つの文を1つにしている」役割と見ることもできます。そのため、「2つの文を1つにしなさい」という問題が出題されることがあります。
    解き方を確認して、関係代名詞の理解を深めましょう。


    原則

    1. 代名詞で表されている方を「説明の文」とする。
    2. 説明の文のうち、代名詞を関係代名詞で置き換える。
    3. メインの文の説明したいもの(先行詞)の直後に説明の文を置く。

    ※「説明したいもの」のことを「先行詞(せんこうし)」と呼びます。


    例題 次の2文を1文で表しなさい。

    • The girl is form Tokyo.
    • She visits me.
    1. 代名詞で表されている方を「説明の文」とする。
      She visits meが説明の文。the girlをSheで指して説明している。
    2. 説明の文のうち、代名詞を関係代名詞で置き換える。
      Sheをwhoで置き換える→who visits me
    3. メインの文の説明したいものの直後に説明の文を置く。
      the girlの直後に説明したい文を置く。
      The girl who visits me is form Tokyo.(私を訪ねてきた女の子は東京出身です。)

     関係代名詞の省略 

    名詞+主語S+動詞V

    関係代名詞のあとが「主語S+動詞V」と続く場合には関係代名詞を省略できます。






    分詞の使い方

    動詞を現在分詞(ing形)や過去分詞(ed形)にすると、形容詞として名詞(ものごと)を説明することができます。

    まずはそれぞれの形にしたときの意味を覚えましょう。


     分詞の意味 

    現在分詞の意味 「~している」

    動詞を現在分詞(ing形)にすると「~している」という意味になります。説明したいもの(名詞)が主語でなければなりません。

    the bird(鳥)にflying in the sky(空を飛んでいる)という意味が付け加えられました。

    このとき、the bird(主語)がfly(動詞)している関係であることを確認しましょう。


    過去分詞の意味 「~された」

    動詞を過去分詞(ed形)にすると「~された」という意味になります。説明したいもの(名詞)が動詞の目的語でなければなりません。

    the dog(犬)にliked by many people(多くの人に好かれている)という意味が付け加えられました。

    このとき、the dogがlikeの目的語(「~を」や「~に」にあたる言葉)であることを確認しましょう。

    × the dog like many people(犬が多くの人を好き)ではない。
    〇 Many people like the dog(多くの人がその犬を好き)という関係になっている。


     分詞の使い方 

    説明したい言葉の直後に置く

    分詞は関係代名詞と同じように説明したい言葉の直後におきます。
    ただし、説明したい内容が一語のときは名詞のに置いて使います。

    • I know the girl sitting over there.
      (私はあそこに座っている女の子を知っています。)
      「sitting over there」がgirlの説明になっている。
    • This is the door broken by you.
      (これはあなたに壊されたドアです。)
      「broken by you」がdoorの説明になっている。
    • I saw the singing bird.
      (私は歌っている鳥を見た。)
      「singing」がbirdの説明になっている。一語のときは説明したい言葉の前に置く。
    • The closed door is red.
      (閉じられているドアは赤いです。)
      「closed」がdoorの説明になっている。一語のときは説明したい言葉の前に置く。

     関係代名詞への書き換え 

    分詞は関係代名詞に書き換えることができます。


    分詞は、一語なら前から、それ以外は後ろから説明する。




    原形不定詞の使い方

    原形不定詞は新しい文法というよりも文法上の注意事項という感じです。
    使い方自体は第五文型と同じです。詳しくはこちら→


    本来、不定詞は「to+動詞の原形」ですが、特定の動詞と組み合わさるとtoをつけずに「動詞の原形」だけで不定詞を表します。これを原形不定詞と呼びます。

    「それってただの動詞の原形なんじゃないの」と思う人もいるかもしれませんが、そう思う人はそう思っておいて良いです。細かいルールはありますが結局のところ、 「原形不定詞」=「動詞の原形」の理解で構いません。


     原形不定詞が使われる動詞 

    原形不定詞が使われる動詞は限られているので覚えましょう。

    使役動詞・・・誰かに何かさせる意味を持つ動詞を使役動詞と呼びます。

    • make O C ・・・OにCさせる。
    • have O C ・・・OにCしてもらう。
    • let O C ・・・OがCするのをそのままにしておく。

    知覚動詞・・・見る、聞く、感じるの意味を持つ動詞を知覚動詞と呼びます。。

    • see/watch/look at O C ・・・OがCするのを見る。
    • hear O C ・・・OがCするのを聞く。
    • feel O C ・・・OがCするのを感じる。
    • notice O C ・・・OがCするのを感じる。

    ※helpはto不定詞、原形不定詞ともに使えます。

    使役動詞や知覚動詞は、原形不定詞を使う動詞を覚えやすくするために名付けたものです。それ自体に価値はありません。
    「何かさせるとき」や「実際に見たり聞いたり感じたりするとき」は原形不定詞を使うんだったな、と思い出せるようにしましょう。


     原形不定詞を使った文 

    原形不定詞は、第五文型SVOCのCのところに動詞の原形をそのままもってきます。使い方としてはこれだけです。次の例文で確認してみましょう。

    受身形ではto不定詞を使う!

    否定文や疑問文、過去や未来、現在完了になっても使い方は同じですが、
    「受身形」のときだけは原形不定詞を使わずに「to不定詞」を使います。


    使役動詞・知覚動詞が出てきたら原型不定詞に注意しよう!




    仮定法過去

    仮定法も日本語にはない感覚のひとつです。「もし~だったら」と表現したいとき、現実的にありえない場合には仮定法を使います。
    「もし私が鳥だったら」・・・これは現実には鳥ではないので仮定法として扱います。
    「もし明日雨だったら」・・・これは現実としてあり得るので仮定法ではなく接続詞のifを使って表現するだけで良いです。

    仮定法過去は「過去」と名前についていますが、過去の出来事を表しているのではありません。過去形で表現する仮定法なので仮定法過去と呼ばれています。


     仮定法過去の文の作り方① 

    If+主語+過去形+・・・, 主語+助動詞の過去形+~.

    意味:もし~だったら・・・だろうに

    過去形の部分にBe動詞を使うときはすべて(Iでもyouでもheでもtheyでも…)wereにする。

    助動詞の過去形の部分には、次の助動詞が用いられる。

    • would
      (~するだろう。)【willの過去形】
    • could
      (~できるだろう。)【canの過去形】
    • might
      (~かもしれないだろう。)【mayの過去形】

    • If I had enough money, I could buy the car.
       (もし私に十分なお金があったら、その車を買えるだろうに。)
       If+主語:I+過去形:had+enough money,主語:I+助動詞の過去形:could+動詞:buy+the car.
    • If I had enough money, I would buy the car.
       (もし私に十分なお金があったら、その車を買うだろうに。)
       If+主語:I+過去形:had+enough money,主語:I+助動詞の過去形:would+動詞:buy+the car.
    • If I were a bird, I could fly high.
       (もし私が鳥だったら、高く飛べるだろうに。)
       If+主語:I+過去形:were+a bird,主語:I+助動詞の過去形:could+動詞:fly+high.
    • If he could speak English, he would go abroad.
       (彼が英語を話すことができれば、彼は海外に行くだろうに。)
       If+主語:he+過去形:could+speak English,主語:he+助動詞の過去形:would+動詞:go+abroad.
      ※過去形の部分に助動詞の過去形を持ってきても良い。
    • If you could speak English, what would you do?
       (あなたが英語を話せるとしたら、あなたはどうしますか?)
       If+主語:you+過去形:could+speak English,疑問詞:what+助動詞の過去形:would+主語:you+動詞:do?
      ※後半は疑問文にすることもできる。
    • You would be surprised at him if you were me.
       (もしあなたが私だったら、あなたは彼に驚くでしょう。)
       主語:You+助動詞の過去形:would+動詞:be+surprised at him+if+主語:you+過去形:were+me.
      ※ifの文を後ろに付けることもできる。


    「買えるだろうに」の表現が気に入らない人は「買えるのになあ」と訳しても良いです。


     仮定法過去の文の作り方② 

    主語+wish+主語+過去形(仮定法過去)+・・・.

    意味:もしも~ならいいのになあ。

    過去形(仮定法過去)の部分にbe動詞を持ってくるときはすべてwereです。


    • I wish I were a bird.
       (もしも私が鳥だったら良いのになあ。)
       主語:I+wish+主語:I+過去形:were+a bird.
    • I wish she were here.
       (もしも彼女がここにいれば良いのになあ。)
       主語:I+wish+主語:she+過去形:were+here.
    • He wishes he had married.
       (彼は結婚していればなぁ、と思っています。)
       主語:I+wish+主語:she+過去形:were+here.

    仮定法(現実的にあり得ないとき)は過去形を使います。

    なぜ過去形か・・・そもそも過去形は「過去」を表すためだけの形ではありません。どちらかと言えば「距離」を表す形だと思ってください。
    ・過去形→今と「距離」がある。
    ・仮定法過去→現実と「距離」がある。
    ・敬語表現の過去形→相手との「距離」をとる。





    間接話法

    まずは日本語で確認してみましょう。

    • 直接話法・・・「私は学校に行く」と彼は私に言いました。
    • 間接話法・・・彼は学校に行くと私に言いました。

    細かいことは抜きとして「  」を使って表現するのが直接話法、「  」を使わず文として表現するのが間接話法です。


    次に英語で確認します。

    英語では「  」の代わりに" "を使います。ここで直接話法と間接話法の違いについて見てみましょう。

    直接話法の場合、日本語と同じように表現すれば問題ありません。
    →He said to me,"I will go to school."(彼は私に言いました「私は学校に行く。」)


    間接話法の場合、注意しなければいけないことが2つあります。

    ①主語(人)・・・彼は「私は学校に行く」と言った、とき「私」の正体は彼です。ですので間接話法ではIではなくheを使います。

    ②時制(現在/過去/未来)・・・彼が言ったとき、学校に「行こうとしていた」わけなので、時制は過去です。ですのでwillの過去形wouldを使います。

    ※sayを間接話法で使うと「~(人)に」が表現できないためtellを使います。「~(人)に」が必要ないときはsayを使っても構いません。


     間接話法の基本形 

    主語+tell+人+that+・・・

    ※tellの過去形はtold


    • He told me that he would go to school.
      (彼は学校に行くと私に言いました。)
      主語:He+told+人:me+thathe would go to school.
      thatは省略することもできる。→He told me he would go to school.

    間接話法ではtell以外にもteach(教える)やask(たずねる)が使えます。


     直接話法から間接話法への書き換え 

    主語と時制に意識してどのように書き換えているか確認しましょう。

    ここまで理解できていれば十分です。


     意味を補った書き換え 

    ①疑問文の書き換え→askを使う


    ②命令文の書き換え→tell+人+to 不定詞

    He said to me,"Do your homework."
    (彼は私に「宿題をしなさい」と言いました。)
    =He told to me to do my homework.






    感嘆文の作り方

    「なんて~でしょう」と驚くように強調する文を感嘆文と呼びます。
    普通の文これは美しい花です。
    感嘆文これななんて美しい花なんでしょう。


     感嘆文の作り方 

    ①What+形容詞+名詞+主語+動詞・・・+!

    • What a beautiful flower this is!
      (これはなんて美しい花なんでしょう。)
      What+a+形容詞:beautiful+名詞:flower+主語:this+動詞:is!
    • What beautiful flowers you have!
      (あなたはなんて美しい花を持っているのでしょう。)
      What+形容詞:beautiful+名詞:flowers+主語:you+動詞:have!

     ※単数名詞の場合にはaを付け忘れずに!


    ②how+形容詞+主語+動詞・・・+!

    • How beautiful this flower is!
      (この花はなんて美しいんでしょう。)
      How+形容詞:beautiful+主語:this flower+動詞:is!
    • How fast you eat!
      (あなたはなんて速く食べるのでしょう。)
      How+形容詞:fast+主語:you+動詞:eat!
    名詞を強調するときはwhat、形容詞を強調するときはhowを使いましょう。

     感嘆文の省略形 

    ①What+a+名詞!

    ②How+形容詞!

    • How cool! (なんてかっこいいんだ。)
    • How nice! (なんてすてきなんだ。)




    いろいろな疑問文


     間接疑問文 

    「私は、あなたがどこに住んでいるのか知っています。」の文の中の「あなたがどこに住んでいるか」という部分が間接疑問文にあたります。このように疑問文を文の一部として使っているときを間接疑問文と呼びます。


    間接疑問文は疑問文ではなく肯定文の形になる!

    • I know where you live.
      (私は、あなたがどこに住んでいるのか知っています。)
      ×I know where do you live.ではない。
    • I don't know who he is.
      (私は彼が誰なのかわかりません。)
      ×I don't know who is he.ではない。
    • Do you know who he is?
      (あなたは彼が誰か知っていますか。)
      全体が疑問文のかたちであっても、間接疑問文のwho he isは疑問文の形にならない。

     否定疑問文 

    Do you like soccer?(サッカーが好きですか。)と聞くところを
    Don't you like soccer?
    (サッカーは好きではないですか。)と表現する文を否定疑問文と呼びます。



    ここで答え方がおかしいことに気づいた人もいるかと思います。結論から言えばおかしいのは「日本語」です。
    英語では「Do you like?」と聞かれても「Don't you like?」と聞かれても、好きなら「Yes,I do.」、嫌いなら「No,I don't」です。

    否定疑問文で聞かれても答えるときは普通の疑問文だと思って答える!

     付加疑問文 

    「あなたはサッカーが好き・・・ですよね?」の「ですよね?」のように文に付け足すように相手に聞く文を付加疑問文と呼びます。


    肯定文+,(カンマ)+否定の疑問形

    • You like soccer,don't you?
      (あなたはサッカーが好きですよね。)
      「Do you」の否定の形の「don't you?」を後ろに付ける。
    • He studies English,doesn't he?
      (彼は英語を勉強していますよね。)
      「Does he」の否定の形の「doesn't he?」を後ろに付ける。
    • You are a student,aren't you?
      (あなたは生徒ですよね。)
      「Are you」の否定の形の「aren't you?」を後ろに付ける。
    • He can swim,can't he?
      (彼は泳ぐことができますよね。)
      「Can he」の否定の形の「can't you?」を後ろに付ける。

    • ※否定の否定は肯定

    • You don't play the piano, do you?
      (あなたは、ピアノを演奏しませんよね。)
      「Don't you」の否定の形の「do you?」を後ろに付ける。
    • She can't speak English, can she?
      (彼女は英語を話せませんよね。)
      「Can't she」の否定の形の「can she?」を後ろに付ける。




    重要な表現

    よく使う表現について覚えておきましょう。


     主語+動詞+形容詞+that+A(文) 

    【意味】Aなので~だ。Aということが~だ。
    ※thatは省略されることも多い。


     主語+動詞+that+A(文) 

    【意味】Aということを~する。
    ※thatは省略されることも多い。


     so+形容詞(A)+that+主語+動詞(B) 

    【意味】BなほどAだ。AなのでBだ。


     too+形容詞(A)+・・・+to不定詞(B) 

    【意味】AすぎてBできない。BできないほどAだ。
    ※so+形容詞+that+主語+can't+動詞・・・で書き換えできる。

    tooには「~できない=can't」の意味が含まれていることに注意です。

     形容詞(A)+enough+to不定詞(B) 

    【意味】十分にAなのでBできる。Bできるほど十分Aだ。
    ※so+形容詞+that+主語+can+動詞・・・で書き換えできる。


     Both A and B 

    【意味】AとBの両方

    I don't like both soccer and baseball.の場合、(私はサッカーと野球の両方が好きなわけではない。)という意味になります。
    両方とも好きではない、ということではありません。


     either A or B 

    【意味】AとBの両方

    ※neither A nor B(AもBも両方~ない。)という表現もある。


     not only A but also B 

    【意味】AだけではなくBも
    ※both A and Bで書き換えることができる。





    otherの使い分け

    other(他の)の使い方は気を付けなければいけません。

     原則 

    1. theを付けると「その他すべて」という意味
    2. 1つならother、複数ある場合はothers
    3. 特定されていない1つのものはanother

    ※特定されていないときはtheを付けない。
    ※otherにanを付けたan otherの代わりにanotherを使う


    下の表をもとに

    の違いを確認しましょう。


    othersの使い方



    単数と複数の注意点

    ここでは代表的なものを紹介します。


     複数形がない名詞 


     常に複数形で扱う名詞 


     単数扱いになる表現 

    • each+単数名詞 (それぞれの)
    • every+単数名詞 (すべての)・・・「すべての人ひとりひとり」と言う意味なので単数扱い




    長文読解のコツ

     英単語の意味をざっくり覚える 

    長文を読むうえで覚えている単語の数は無視できません。文全体の80%以上の単語を覚えていてはじめて、長文の意味を正確に理解できると言われています。

    ではそこで「単語を覚えよう」ということになるのですが、真面目にスペルの書き取り練習をする必要はありません。まずは意味だけがわかれば良いので、 「英語単語」→「日本語の意味」に直せるよう、単語帳を何度も繰り返して覚えましょう。


    ■単語帳を覚えるコツ

    今、章ごとに50語ずつ10章分の英単語を覚えようとします。みなさんならどうしますか。

    暗記が得意な人は次のようにします。

    1. 1語につき20秒以内で、50語を流して覚える。(1000秒≒17分ぐらい)
    2. もう一度繰り返す。
    3. 少し時間を置いてから(寝る前、起きたあとなど)もう一度繰り返す。
    4. ★ここまでで結構覚えられます。

    5. 各章ずつ覚えることができたら、章を2つずつまとめて覚える。例)1章と2章→2章と3章→3章と4章・・・10章と1章
    6. 次に章を3つずつまとめて覚える。例)1章と2章と3章→2章と3章と4章→・・・9章と10章と1章
    7. ランダムに章を決めて覚えているかどうかチェックする。例)1章→大丈夫、次は5章→大丈夫、次は3章・・・

    もし覚えられない単語があったとしても無理に覚えようとしなくて構いません。この暗記法だと何回も確認することになるので、1度目に覚えられなくても繰り返しているうちに覚えられることが多いです。

    また、500語のうち覚えられない語が100語あったとしても気にしなくて良いです。それでも400語は覚えらるわけですから(*^^)v

    どうしても覚えづらい単語は体を使って「ジェスチャー」をしながら覚えるのがおすすめです。
    例えばextinguish(火を消す/消滅させる)であれば、何か目の前のものを失くしてしまうようなジェスチャーとともに覚えます。
    そうすると覚えやすいだけでなく、長文を読んだときにだいたいのイメージがつかめるので意味のとらえ違いを減らすことができます。


     本文から読むか?設問から読むか? 

    多くのサイトや参考書には、「設問から確認しましょう」と書かれていることが多いです。しかし、設問を先に確認したために、惑わされてしまうことがあるのも確かです。

    そこでおすすめなのは

    1. 本文の意味や流れがわかるところまでざっと読む。
      物語/小説ならば、どのような場面なのか(家なのか店なのか/笑える場面か悲しい場面か/事実かフィクション(事実ではない作られた話)か)、メインの登場人物は誰なのかを確認
      説明文ならばテーマは何なのか(発明/環境問題/国による表現の違いなど)を確認
      【各段落の一番はじめの文だけ読むのもおすすめ】英語は各段落の一番初めに大切なことが書いてあることが多い。
    2. 設問を確認しながら解き進む。

    という方法です。

    英語の長文の設問のパターンとしては①語彙/文法 ②指示語 ③段落ごとの理解 がほとんどです。

    このうち①語彙/文法は長文問題としての要素はほぼありませんので、文全体の理解は必要ありません。

    ②指示語については文の直前部分を確認すれば良いですね。

    そして③段落ごとの理解を問う問題ですが、この手の問題が出題された場合はその段落をしっかり読まなければなりません。ここで詳しく読むことになるので、はじめに読むときはざっくりで良いのです。

    文全体の理解を問う問題もありますが、ほとんどが段落ごとの内容しか問われません。同じ表現がある段落を探し段落ごとに読めば良いのです。


    このように見てくると、英語の長文読解とは「段落ごとの意味の理解ができるかどうか」がすべてです。文全体の流れはそれほど重要ではありませんから、文全体を真面目に読む必要はないのです。


     文の先頭から順番に読む。 

    英語と日本語では文をつくる言葉の順序が異なります。だからといって、英語を日本語に直すときに言葉の順番を入れ替えて理解している人がいますが、おすすめできません。
    英語の文は英語の文で文の先頭から理解することができるように作られています。「前から読む」・・・これに慣れると英語の文を読むのが楽しくなるはずです。


    実際に英文で確認します。

    1~6までの日本語を読むだけでもなんとなく意味がわかると思います。英語の長文を読むときはそれで良いのです。

    なお、しっかり訳すと「速く走れる生徒は、最初と最後の3人のランナーでなければなりません。」となります。

    これに慣れてくればいずれ英単語のまま(頭の中で日本語に変換しなくても、)理解していくことできるようになります。習慣づけましょう。

    ※文法事項や指示語を答えるときには文の構造を理解していないと解けない問題があります。そのために文法を理解していることも大切です。





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