やる気のスイッチどこにあるの?

twitterの保護者の声を見ていると「子供のやる気があがらない・・・このまま受験本番迎えそう・・・」という書き込みをよく目にします。

うん、わかる。本当、そういう子もいる。

とは言え、「やる気がでない」状況といっても大きく2つに分けられます。

①【やってはいるパターン】やるべきことはやっているけど、周りから見るともっと頑張れそう、合格を勝ち取るためにもっとがむしゃらに取り組んでほしい。中学受験生や難関校受験生によくあるパターン。

②【やっていないパターン】完全に勉強をやる気がない。小学生、中学生にありがち。

いずれにしろ本人がやる気を出してくれればそれで解決なわけですが、まわりが与える影響も決して少なくありません。「そろそろやる気だせば?」と嫌味を言ったところでやる気は出ませんのでやる気の出させ方を考えてみましょう。

まず前提として・・・

やる気には波があることを理解しておきましょう。以下のサイトがとてもわかりやすいです。

あとはこのサイトにも書かれていることですが特に気を付けてほしいと思うことを現役の塾講師の立場から言わせてもらうと、

①【やってはいるパターン】の人・・・中学受験生の場合、寝不足なことも多いです。週に2日ぐらい少し早め(1時間程度)に寝かせてあげるのも効果的です。高校受験の場合、もっとほめてあげてください。中学生・・・特に男子はぶすっとしていて会話しても聞いているか聞いていないのかよくわからないこともあるかと思いますが、中身は小学生とそんなに変わりません。ほめればやることが多いです。女子中学生は・・・結構難しいです。異性に興味を持ったり、友人関係、部活関係で悩んでいることも多いので悩みを解決してあげるのが優先かも知れません。それをさておき勉強の話をするのはちょっと怖いです。

①【やっていないパターン】の人・・・1日5分でも10分でもいいので勉強する習慣をつけましょう。それでほめてあげてください。「1回の勉強、30分以上は必ずやりなさい」みたいな約束はモチベーションを下げるだけです。きっと30分、勉強したふりをするだけです。勉強は・・・これは勉強だけではないですが、「何かし始めること」に一番のハードルがあります。そこを下げてあげることが肝心です。5分でいいならやるか、と思って始めることができれば、調子のいい日は長い時間勉強するようになります。やる気には波がありますので、まずはその波を起こしてあげることが優先です。