まちがいを認める勇気を・・・

小学校高学年の児童から中学生にかけて自分の間違えを認めるって・・・なかなかできないことですよね。

実際に塾で説明しているときに、すぐに「あ~そうだった!」という生徒に限って、成績があまりよくなかったりします。たぶん、そこには自分の間違えを反省することが抜けているからだと思います。

「あ~そうだった!」のウラには、「何となくは知っていた。」「ちょっと忘れていただけ。」「たまたま間違えた。」・・・そんな感情があるのではないでしょうか。同じリアクションでも「あ~そうだった!・・・私のこういうところができていないんだ。次は気を付けなければ!!」と思えれば良いのですがそんな立派な中学生はなかなかいませんよね。

私たちの塾ではよく「自分から質問できるようになろうね」という話をします。これには2つの大きな意味、効果があると考えています。

①自分がわからないところを認め、把握する。

②自分から質問したら真剣に先生の話を聞く。

定期試験で点数が取れない生徒の多くは①ができていないことが多いです。ある程度頭の良い子でもできないことはありますし、苦手な単元や問題が存在します。それでも定期試験で点数が取れる生徒はそれを把握しており、定期試験前に覚えなおしたり解きなおしたりしています。

逆に定期試験で点数が取れない生徒はそこのチェックが極めて甘い気がします。「定期試験の準備大丈夫そう?」と先生が聞くと、「一通りやりました。たぶん大丈夫です。」と答えるタイプがこのパターンな気がします。そうならないためにも普段からわからないところはわからないとはっきり認め解決していく学習習慣をつけましょう。

②は言わずもがなです。

先生が、この問題わかっていなさそうだなぁ、と思って追加でいろいろ説明しても当の本人は自覚がないのか、右から左です。そして案の定間違えを繰り返します。

自分から質問した場合にそういう姿勢になることはまずありません。説明の途中で、「わかりましたっ!」といって先生の話を断ち切る生徒はいますが・・・、それは許容範囲と考えています。先生の立場からすれば「ひとの話を最後まで聞け!こらッ!」と思うところもありますが。今までわからなかったことがわかったときの嬉しさは勉強の醍醐味なので、それはそれで大切にしたいところです。

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話が長くなりましたが、

わからないことは恥ずかしいことでもなんでもないので、それを認めて、次にできるようにしていく、・・・そんな学習姿勢を身につけましょう、というお話でした。